研究課題/領域番号 |
62570531
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岡部 實裕 (岡部 寛裕) 北海道大学, 医学部付属病院, 助手 (40113534)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1987年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | Philadelpohia染色体(Ph^1) / CML / Ph^1陽性ALL / Abl遺伝子 / Bcr / 再構成 / Bcr-abl hybrvidmRNA / チロシンキナーゼ / N-ras遺伝子 / Philadelphia染色体(Ph^1) / CML:Ph^1陽性ALL / Bcr再構成 / Bcr-abl hybridmRNA / チロニンキナーゼ / Ph染色体 / abl遺伝子 / bcr再構成 / transforming遺伝子 |
研究概要 |
陽性白血病における分子遺伝学的解析を施行した。サザン法によるbcr再構成の検討では、CML症例は5.8Kb bcr ex50n 2,3,4の間のいずれかのintronに切断点が集中している結果を示したが、Ph´陽性ALL症例における切断点は多様であり、bcr再構成群とbcr非再構成群に分かれた。ノザン法によるablmRNAの検討では、CML症例は8.5-Kb bcr-abl hybrldm RNAの発現を示したが、検索したPh^<1+>bcr^-ALL症例2例では約7.5-KDあるいは7.3-kb部位に異常な がみられた。CMLと異なりbcr exson1と2の一部を含むbcr CDNA prabeを用いたノザン法では異常なsignalは認めず、Ph^1陽性ALL特異的p190ablキナーゼを産生する。bcr遺伝子exson1とabll遺伝子の融合の報告と一致した。Ph^1陽性ALL細胞はproB細胞としてのphmo-およびgeno-typeを示したが、myloblastの増殖を伴うbilmeal hybriol lenkemia症例あるいはmylloldへの分化能を有する症例の存在はPh^<1+>bcr^- ALL細胞で産生されるP190ablキナーゼがmyelold細胞の増殖にも関与するとともに、CMLにみられるp210bcr-ablキナーゼと異なり急性型増殖に関与することが示唆さた。CML細胞とPh^1bcr^<>ALL細胞におけるチロシンキナーゼは他種自血病細胞と異なりcytozol画文での活性が著しく増加してしいた。このことはp210ablきなーぜが膜親和性を欠く構造を有することとの関連性が示唆された。 更に私達はCMLにおける慢性期から急性転化へのtransformationの分子遺伝学的機序について検索をくわえた。bcr再構成より検討したbcr切断点は慢性期と急転期に明らかな差は認めず、bcr切断点と急転との相関性は否定的である。と考えられた。CML急転にともない8.5-Kb bcr-abl hybrid mRNAの増幅がみられるとともに、invitro DNA transfection assayにより急転症例7例中2例において活性化N-ras遺伝子が検出された。以上の結果はCMLの急転にはabll遺伝子の増幅とともに、abl遺伝子以外のtransforming遺伝子が関与する症例が存在することを示唆するものと考えられる。
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