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遺伝子組み換え型コロニー形成刺激因子の白血病細胞の分化を増殖に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 62570554
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

泉二 登志子  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (00101808)

研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード急性骨髄性白血病 / 白血病コロニー / 遺伝子組み換え型顆粒球単球コロニー / 形成刺激因子 / 遺伝子組み換え型顆粒球コロニー形成刺激因子 / 遺伝子組み換え型インターロイキン3 / 他のコロニー形成刺激因子との併用作用 / ヒト遺伝子組み換え型顆粒球単球コロニー形成刺激因子 / ヒト遺伝子組み換え型顆粒球コロニー形成刺激因子
研究概要

急性骨髄性白血病各種病型において遺伝子組み換え型顆粒球単球コロニー形成刺激因子 (rGM-CSF) 、遺伝子組み換え型顆粒球20コロニー形成刺激因子 (rG-CSF) 遺伝子組み換え型インターロイキン3 (iZ-3) のコロニー形成刺激活性 (CSA) を白血病性コロニー法を用いて検討した。またこれらCSFの白血病性幹細胞の自己再生能に及ぼす影響、コロニー構成細胞の表面形質、細胞形態について検討した。さらにCSFの同時添加による併用作用についても調べた。各種CSFのコロニー形成刺激作用を正常ヒト白血球phytohemogglutinin刺激培養工精 (PHA-LCM) と比較した。rGM-CSFは20症例中13例で白血病性コロニー (L-CFV) を形成した。その程度は白血病病型により明らかに異なっていたが全般的にPHA-LCMに比べ低値であった。rGM-CSFは病型MIでは全くコロニーを形成しなかったが、M4では非常に多数のコロニーを形成し、その程度はPHA-LCMよりわずかに少ない程度であった。M2とM5ではコロニー数はPHA-LCMに比しかなり少なかった。rG-CSFは21症例中5例でのみコロニーを形成し、このうち、例はM2であった。コロニーを形成した程度はごく軽度でありPHA-LCM、rGM-CSFに比し有意に低値であった。rIL-3は27例中12例でコロニーを形成した。反応例の病型はさまざまで、その程度はrGM-CSF、rG-CSFと有意差は認められなかったが、PHA-LCMに比べると低値であった。各種CSFによる自己再生能はいずれもPHA-LCMによるそれとほぼ同様であった。また20コロニー構成細胞の表面形質、細胞形態はいずれもPHA-LCMとほぼ同様であり、各種CSFは白血病性幹細胞のもっている分心の方向と程度を変化させなかった。rIL-3とrGM-CSF、またはrG-CSF同時添加では、コロニー数は症例によりさまざまな値を示し、CSF併用の反応性はlueterogenecusであり、白血病細胞ではこの〓が正常顆粒球事前駆細胞と異っていると考えられた。

報告書

(3件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] Motoji T,;Fuchinoue M.;Takanashi M,;Masuda M,;Oshimi K,;Mizoguchi H,: Exp.Hematol.17. 56-60 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 泉二登志子、渕之上真澄、高梨美乃子、高久史麿、溝口秀昭: "白血病細胞の生物学的特性とその制御" 癌と化学療法社, 247-255 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Motoji T; Fuchinoue M; Takanashi M; Masuda M; Oshimi K; Mizoguchi H,: "Effect of recombinant GM-CSF and recombinant G-CSF on colony formation of blast progenitors in acute myeloblastic leukemia." Exp. Hematol.17. 56-60 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Motoji T; Takanashi M; Masuda M; Nakayama K; Oshimi K; Mizoguchi H.: "Colony promoting activity of interleukin 3 on leukemic progenitor cells and collaborative activity with other CSFs."

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Motoji T; Fuchinoue M; Takanashi M; Takaku F; Mizoguchi H,: Bio-medical characters of leukemic cells and their control. Gann to kagakuryohou sya, 247-255 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Motoji.T.;Takanashi.M.;Masuda.M.;Nakayama.K.;Oshimi.K.;Mizoguchi.H.: in press.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Motoji.T.;Fuchinoue.M.;Takanashi.M.;Masuda.M.;Oshimi.K.;Mizoguchi.H.: Exp.Hematol.17. 56-60 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 泉二登志子他4名: 白血病細胞の生物学的特性とその制御「癌と化学療法社」. 247-255 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Toshiko Motoji et al: Experimental Hematology.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Minoko Takanashi,Toshiko Motoji, et al: Experimental Hematology. 15. 946-951 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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