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内圧動態画像法を応用した便失禁患児のためのbiofeedback式排便訓練法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 62570558
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関筑波大学

研究代表者

坂庭 操  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (40134233)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード便失禁 / 排便訓練 / biofeedback / Hirschsprung病 / 直腸肛門奇型 / manometry
研究概要

目的は便失禁患児の治療のため内圧情報によるbiofeedback排便訓練法を新しく開発することである. 患児に興味をもたせ協力を得るためテレビゲームの要素を導入し楽しく遊びながら行なえるように工夫した. 方法1)内圧測定直径8mm, 長さ6cmのシリンダー状の圧プローブを製作した. 直腸内圧と3チャンネルの肛門管圧を測定することができる. これらを内径0.8mmのテフロンチューブを用いてinfusion pumpに接続した. 圧トランスデューサーはYHP1290A, シーメンス746各2台, アンプはYHP78801A, コンパルスLC-610各2台を用いた. 最も遠位の側孔が肛門内にかくれるようプローブを挿入し, 訓練は原則として立位でおこなった. 2)画像処理 4チャンネルの圧信号を12ビットのADコンバーターを介してmicrocomputer PC9801VT2に入力した. 得られた4チャンネルの圧の高さを5段階に区切り, 4色の棒グラフでCRT上に表示し, 実際の圧変動と共にリアルタイムで変化する様にした. 圧がフルスケールに達するとcomputer内蔵のFM音源からUFOの効果音が出るようプログラムした. 対象 便失禁を主訴とするH病術後(4歳3か月〜5歳8か月)の3例と高位鎖肛術後の2例(共に6歳)の5例にのべ8回本法による訓練をおこなった. 結果, 患児はすべて表示画面に興味をもち面白がって訓練を受けた. 訓練後全例とも母親が, 患児が排便に関心を持つようになったと述べている. H病術後の2例ではただ1回の訓練の後便失禁が著しく減少し, H病の他の1例と鎖肛術後の2例では2回の訓練後便失禁に明らかな改善がみられた. 結論 テレビゲームの要素をとり入れたbiofeedback式排便訓練法を開発した. 訓練後患児が排便に関心をもつようになり, 予想していた以上の成果をあげつつある.

報告書

(1件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 坂庭操,澤口重徳,大川治夫: 医学のあゆみ.

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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