研究課題/領域番号 |
62570582
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
萩原 秀男 日本大学, 医学部・第2外科, 講師 (10164766)
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研究分担者 |
渡井 健男 日本大学, 第2外科, 助手
鈴木 克行 日本大学, 第2外科, 助手 (40196803)
一和多 雅雄 日本大学, 第2外科, 助手
新野 成隆 日本大学, 第2外科, 助手
根岸 七雄 日本大学, 第2外科, 講師 (10059876)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1989年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1988年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | MNMS / OXYgen free radical / SOD / Ascorbic acid / 電子顕微鏡所見 / free radical / scavenger / ビタミンC(アスコルビン酸) / CPK / アルドラーゼ / フリーラジカル / プラズマフィルトレーション |
研究概要 |
I.MNMSの病態の解明に関する研究 1)雑種成犬を用いたMNMSモデルにおいて血行再建前後の血中SOD活性の特徴を検索した。SOD活性値は血行再建後に一過性にピ-クを認め平均7〜15U/mlと上昇し、その後漸減傾向を示した。この事よりMNMSの未知毒の1つとしてOXYgen free radicalの関与を証明し得た。 2)細胞障害を引き起こすOXYgen free radicalの消去酵素として実際臨床投与可能なスカベンジャ-のAscorbic acidの大量投与を初めて試み、Ascorbic acidを投与しないこコントロ-ル群との間でSOD活性値の推移を調べた。Ascorbic acid投与群では血行再建後に50U/mlとコントロ-ル群より有意に高く、さらに血行再建3時間後では600U/mlと高値を示しスカベンジャ-としての作用は高く保たれた。 3)MMMSモデルの、胃、血管等の臓器の電子顕微鏡所見を検索し、CPK高値群において骨系球体基底膜部に顆粒蓄積等の所見を得た。 II.MNMSの新しい治療法の研究 MNMSモデルにおいて、組織崩壊を防止する為にAscorbic acidの大量投与をし、組織逸脱酵素であるCPK,GOT等を検索した結果、これら酵素は有意に抑制された。Ascorbic acidの大量投与は組織崩壊を防止し得、新しい治療法としての可能性が認められた。
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