研究課題/領域番号 |
62570595
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
跡見 裕 東京大学, 医学部, 助手 (60107654)
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研究分担者 |
森 俊幸 東京大学, 医学部, 医員
寺島 裕夫 東京大学, 医学部, 助手 (50207479)
杉山 政則 東京大学, 医学部, 助手 (20192825)
黒田 慧 東京大学, 医学部, 講師 (70010270)
永井 秀雄 東京大学, 医学部(病), 助手 (00164385)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | プレーリードッグ / 肝内結石症 / コレステロール結石 / 胆嚢収縮 / セルレイン |
研究概要 |
プレーリードッグ(Cynomis ludovicianus)20頭を用い、これを4群に分け、1.2w/%のコレステロールを含有する飼料を、コントロール群を除く3群に投与し、実験食開始後、各々5日目(n=2)、10日目(n=4)、20日目(n=4)に、血液検査ならびに、胆曩胆汁、肝胆汁の位相差顕微鏡による鏡検を行った。コントロール群(n=4)には、従来の精製飼料を投与し、同様の検討を行った。実験2.プレーリードック8頭を用い、高コレステロール食で4週以上飼育後、これを3群に分け、以下の実験を行った。第1群(n=3)左肝管を結紮し10日目、20日目に各々2頭、1頭を屠殺し、胆のう胆汁の位相差顕微鏡による鏡検、肝胆道系の組織学的検討を行った。第2群左肝管結紮に先立ち胆摘を行い、胆摘後2週以上経過後に肝管結紮を行い、10日目、30日目に各々2頭及び1頭を屠殺し、肝胆道系の組織学的検討を行った。第3群(n=2)、総胆管に狭窄を作成し同様の検討を行った。〔結果〕実験1、血清コレステロール値は、高コレステロール食開始後、10日目にはその最高値に至り、以降はPlateauとなっていた。他の脂質(Phospholspid Tinglyceride)には、実験期間中有意の変化は認めなかった。肝機能検査でも異常は認められなかった。胆のう胆汁の鏡検では、5日目に既に、方形のコレステロール結晶が出現しており、10日目には、重層するコレステロール結晶を、30日目には、小結石が認められた。肝胆汁の鏡検は、全例には施行し得なかったが、30日目は、肝胆汁にも方形のコレステロール結晶が出現していた。実験2.肝管結紮に伴う、組織学的な変化は、比較的、軽微で、付属腺の増生所見等は認められなかった。第1群(非胆剔群)の10日目に屠殺した、動物1頭、ならびに、第2群(胆摘群)の10日目に屠殺した、動物1頭の左肝管に、コレステロールの針状結晶構造を呈する、小結石が存在していた。
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