• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

肝クミロリーム代謝の肝予備能応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62570596
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東京大学

研究代表者

小山 広人  東京大学, 医学部, 助手 (30192826)

研究分担者 坂本 裕彦  東京大学, 医学部, 助手 (40196100)
国土 典宏  東京大学, 医学部, 助手 (00205361)
三條 健昌  東京大学, 医学部, 講師 (90114503)
川崎 誠治  東京大学, 医学部(病), 医員 (80177667)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード肝ミクロリーム / アンチピリンクリアランス / アミノピリンクリアランス / 肝機能評価 / 肝ミクロソーム
研究概要

1.肝硬変症例でのin-vivoの検討
肝硬変症例51例、特発生門脈圧亢進症6例、肝外門脈閉塞症3例、対照症例11例を対照としてAntipyrine、Aninopyrineの経口負荷試験を行い、最高72時間後までの血漿中濃度をガスクロマトグラフィーにて測定し、plasma clearanceを算出した。肝硬変症例のAntipyrine plasma clearance(CLAP)は0.183±0.066ml/min/kg(meam±SD)で対照症例の0.413±0.097の約44%の値であった。特発生門脈圧亢進症と肝外門脈開塞症のCLAPはそれぞれ0.288±0.091、0.425±0.148ml/min/kgであった。肝硬変症でのCmllの肝障害度分類別のCLAPはA群0.239±0.0050、B群0.167±0.052、C群0.123±0.037ml/min/kgで各群間に有意差があり本指標は肝硬変の重症度をよく反映していると考えられた。他の肝機能の指標である総ビリルビン、アルブミン、プロトロンビン時間、ICG負荷試験等とCLAPとの比較ではアルブミン、ICG、R_<15>、ICG K値とCLAPとの間に比較的よい相関がみられた。AntipyrineとAminopyrineのplasma clearanceはほぼ平行することが前年度からの検討で明らかになっているが、Aminopyrine plasma clearenceの臨床的意義についての検討はこれからの課題である。
CTから得られる肝の断面積をデジタイザーを用いて算出しこれを積分して肝容積(=肝重量)を求めるプログラムを自作した。肝硬変症29例において本法によって求めた肝重量と上記のCLAPの相関を検討すると相関係数0.663(p<0.001)の良い相関がみられた。他の指標、たとえばICG K値と肝重量の間には何の相関もみられず、CLAPのliver functioning massの指標としての特徴が確認された。

報告書

(2件)
  • 1988 実績報告書
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (13件)

  • [文献書誌] 三條健昌: 肝胆膵. 17. 35-41 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 川崎誠治、国土典宏: 日本消化器病学会雑誌. 85. 1894 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 小山広人、国土典宏 他: 日本消化器学会雑誌. 86. 541 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 小山広人: 日本外科学会雑誌. 90. 318 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 三條健昌: 日本外科学会雑誌. 90. 129 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Seiji,Kawasdki.: The Japanese J.of Surgery.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Kensho,Sanjo;et al.: "The effect of an amino acid solution grauule-enriched with branched chain amino acids,and arginine,in patients with portal systemic encephalopathy.Treat ment of esophageal varices" Excerpta Medica Amsterdam, 339-346 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 三條健昌: 新外科学大系 (中山書店). 26D. 332-346 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 三條健昌: Gastroenterological Endoscopy. VOL.29. 2838-2842 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 三條健昌: 肝臓の研究. 2. 544-549 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 三條健昌: 臨床看護 (へるす出版). 13. 2170-2173 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 三條健昌: Annual Review 消化器1988 中外医学社. 298-305 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 三條健昌: 外科診療. VOL.29. 599-606 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi