研究分担者 |
小西 登 奈良県立医科大学, 医学部第一病理, 助手 (20145832)
宮城 信行 奈良県立医科大学, 医学部第一外科, 助手 (70150597)
桜井 隆久 奈良県立医科大学, 医学部附属カ゛ンセンター腫瘍放射線科, 助手 (80175372)
日浅 義雄 奈良県立医科大学, 医学部第一病理, 助教授 (60075033)
堀田 敦夫 奈良県立医科大学, 医学部第一外科, 助手 (70124881)
|
研究概要 |
〔臨床的研究〕 昭和61年11月1日より昭和62年10月31日までの間に経験した肝内結石手術症例は10例であり, このうち肝切除を施行した症例は6例である. 肝切除方法は左葉切除3例, 左外側区域切除2例, 右葉切除1例である. 胆管上皮所見は上皮剥離, 小円形細胞浸潤, 線維性肥厚が6例中6例(100.0%), 過形成5例(83.3%), 化生1例(16.7%)にみられたが異型上皮はない. なお癌合併はみられなかった. 胆汁中胆汁酸分析を2例に行った. 成績はCholic acid 50.6, 918.1μg/ml, Chenodeoxy Cholic acid 19.7, 208.9μg/mlであり, deoxy-Cholic acidとlithocholic acidは検出できなかった. 〔実験的研究〕 実験群I群中Cholic acid 30μg,60μg投与時の胆管上皮を組織学的に検討した結果, 上皮剥離, 円形細胞浸潤があり, 特に63μg投与時に強くみられた.
|