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自家組織を用いた代用気管に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62570643
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

石原 恒夫  慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (10051070)

研究分担者 中山 光男  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40172481)
菊地 功次  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40129408)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1987年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード代用気管 / 遊離空腸 / T-tubeによる気管内腔保持
研究概要

犬において, 開腹して長さ約8cmの遊離空腸片を採取し, 空腸片の動静脈を甲状腺動脈および頚動脈は顕微鏡下に吻合し, その犬の頚部気管を10気管軟骨輪含めて管状切除したあとに, この空腸片を代用気管として挿入した. 代用気管の内腔を保持するためにgore-tex管あるいはT-tubeを用いた.
上記の実験によって以下に述べる結果をえた.
1.血管吻合した遊離空腸は生着し, gore-tex管あるいはT-tubeで内腔を保持すれば代用気管として機能することができた.
2.無処理の空腸片では消化液の分泌のコントロールが困難で, そのために肺炎を発症するものが多かった.
上述の成績をえて, 次の基礎実験を行った.
3.開腹して長さ約6cmの空腸盲管を4個作り, これを有茎のまゝ腹部皮下に埋没した.
4.空腸盲管には種々の操作を加えた. すなわち, a.粘膜面を硝酸銀で焼灼する. b.粘膜を剥離する. c.粘膜を剥離し, さらに創面を電気メスで焼灼する. d.コントロール. 4個の盲管にはシリコンチューブを予め挿入しておき, 経時的に盲管内の分泌液の量を測定した.
この基礎実験により, 空腸粘膜を剥離して創面を電気メスで焼灼する方法が移植空腸の消化液の分泌をもっとも抑制することが分かった.
5.遊離空腸をその粘膜を剥離して創面を電気メスで焼灼した後, 頚部気管の欠損部に移植し, 内腔を保持するこめにT-tubeを挿入した実験犬は術後早期に衰弱で死亡したものを除くと全例長期生存した. 空腸内にステントとして挿入したgore-texは固定が難しく, さらに検討を要すると思われた.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2025-11-19  

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