• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

骨形成不全症患者コラーゲン遺伝子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 62570686
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関大分医科大学

研究代表者

中村 道利  大分医科大学, 医学部, 講師 (00145385)

研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード骨形成不全症 / α_2(I)コラーゲン遺伝子 / 分子クローニング / 制限酵素多型 / cDNA / α2(I)コラーゲン遺伝子 / 制限酵素多型(RFLP) / 日本人 / コラーゲン遺伝子 / RFPM(Restriction Fragments Poly Morphism)
研究概要

コラーゲン遺伝子、特にα_2(I)について、骨形成不全症およびエーラス=ダンロス症候群との関係を研究した。研究は大きくふたつの方向から計画した。それらは、1.患者のcDNAを直接解析する。2.完全長のα_2(I)コラーゲン遺伝子cDNAを入手し得たので、これを用いてゲノムDNAの制限酵素多型(RFLP、Restriction Flagment Length Polymorphism)を観察する、の2点である。
1.については、当初計画していた骨形成不全症の患児のほかに、研究途上で偶然エーラス=ダンロス症候群の患者も入院したため、これも加えることとした。エーラス=ダンロス症候群においてもコラーゲン遺伝子上の欠陥が証明されていたからである。しかしながら、この二人の皮膚を培養していると既に汚染を生じ、結局コラーゲンmRNAは分離できなかった。同時に進行していた他の研究では、mRNA分離以降のクローニングまでうまく進行したので、この研究も冒頭の皮膚の組織培養さえクリアすれば、あとは方法論的には可能であると考えられた。患者との接触はまだ続いているので、皮膚採取のチャンスがあれば直ちにまた研究再開の予定である。
2.については、米国ジェファーソン大学のDr.Kuivaniemiより完全長のα_2(I)コラーゲン遺伝子を供与されたので、これを用いて観察することにした。しかし、まだ正常の日本人集団の報告さえないので、まずこれを決める必要があった。そこで、大分日赤血液センターの好意を得て、約150人分の白血球浮遊液の分与を受けた。これらは献血として採血されたもので、正常日本人集団として適切であると思われた。これらから一人分づつDNAを分離し、そのRFLPを観察した。このなかで、まず制限酵素EcoRIによるもののみについて、学会での報告を予定している。

報告書

(3件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 中村雅彦,中村道利,真角昭吾: 日本整形外科学会雑誌(抄録特集号). 63. (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Applied Masahiko NAKAMURA; Michitoshi NAKAMURA; Syogo MASUMI: "RFLPs in Japanese collagen gene." J. Jpn. Ortho. Ass.63. (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 中村雅彦、中村道利、真角昭吾: 日本整形外科学会雑誌. 63. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi