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顆粒膜細胞の増殖と機能を制御する因子に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62570764
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関大分医科大学

研究代表者

水谷 勝美  大分医科大学, 医学部, 講師 (50126174)

研究分担者 木川 源則  , 教授 (90010173)
王鞍 孝子  大分医科大学, 医学部, 助手 (40167317)
松岡 良  大分医科大学, 医学部, 助手 (80165787)
香山 文美  大分医科大学, 医学部, 講師 (10152886)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1987年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード顆粒膜細胞 / Aromatase,Adenylate,cyclase / 増殖抑制因子
研究概要

ブタ卵胞液中に含まれる顆粒膜細胞の増殖と機能を制御する因子(SI)を限外濾過及びSephadex G-25のゲル濾過により分離精製した. (1)FSH及びtestosterone(T)存在下, ラット顆粒膜細胞単層培養系を用い, estradiol(E)生成に対するSIの影響さらに(Bu)_<2C>AMP及びFolskolin存在下でE生成増加時のSIの作用を検討した. この結果SIの1分画(SI-1)がいずれの場合にもE生成を有意に抑制した. またこの培養系でcAMP含量を測定したら, 細胞中・培地中ともにSI-1により有意な低下を認めた. 以上のことからSI-1はAromatase(A)活性, 及びAderylate cyclase活性を低下させる作用があると示唆された. (2)無血清培地を用いたラット顆粒膜細胞培養系とヒト胎盤由来Microsomeを用いた系において, 基質としての^3H標識Tが芳香環化されて生じる^3H_2O計測により, SI-1のA活性抑制をさらに検討した. Microsomeを用いた系では, 時間及び容量依存性に^3H_2O生成を抑制した. MiliQ純水を用いて, 無血清培地での顆粒膜細胞培養を成功させたが, この系においてもSI-1は有意にA活性を容量依存性に抑制した. (3)顆粒膜細胞増殖抑制因子は, SIの低分子分画に存在した. (SI-2)石川細胞(ヒト子宮内膜癌株)及びHela細胞(ヒト子宮頸部腺癌細胞株)を用いて^3H-thymidine添加により, その取り込みに及ぼすSI-2の影響を検討した. その結果, SI-2は両細胞株ともに^3H-thymidineの取り込みを有意に抑制し, 増殖抑制作用が示唆された.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 木川源則, 王鞍孝子, 楢原久司, 宮村研二, 飯野好明: ホルモンと臨床. 35. 115-121 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 宮村研二, 小川孝子, 森宏之, 木川源則: 日本内分泌学会雑誌. 63. 1014 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 小川孝子, 宮村研二, 楢原久司, 森宏之, 木川源則: 日本不妊学会雑誌. 32. 842 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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