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各種発癌プロモーターによる胞状奇胎由来培養細胞の癌化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62570770
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 産婦人科学
研究機関東海大学

研究代表者

見常 多喜子  東海大学, 医学部, 助教授 (70096220)

研究分担者 篠塚 孝男  TOKAI UNIVERSITY, SCHOOL OF MEDICINE, ASSOCIATE PROFESSOR (30110901)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード胞状奇胎由来培養細胞 / 悪性転換 / 発癌プロモーター / 移植腫瘍形成能 / コロニー形成能 / アンチプロモーター作用 / 胞状奇胎 / 培養細胞
研究概要

胞状奇胎が絨毛癌の発生に関与していることは周知の事実である。癌化の二段階過程の理論から考えると奇胎児絨毛細胞は正常絨毛細胞と絨毛癌細胞の中間に位し、dormant cell (潜在的癌細胞) たりうる可能性がある。そこで発癌プロモーターは、奇胎培養細胞を悪性転換 (癌化) させうるかどうかを二重軟塞天のコロニー形成能と異種動物移植形成能を指標に検討した。
方法:現在、我々が樹立した胞状奇胎由来培養細胞、BM-34を発癌プロモーターの代表であるTPA (12-0-tetradecnoyl-phorbol-13-acetate) (0.1、1.0、10、100ng/ml) 加培養液中で8、10、12、16、20週間培養した。さらに活性型ビタミンD (1L、25- (OH) _2D_3) (0.1、1.0、10ng/ml) 添加培地中で8、10、12週間培養した。その各処理細胞をHamburgerの方法で二重軟塞天中で培養し、2週後のコロニー形成能を算定し処理、未処理群間の有意差を求め、発癌プロモーターによる悪性転換の有無を調べた。同時に移植による腫瘍形成能を観察した。成績と結論:TPA、TLC処理奇胎培養細胞では、20週間処理をした細胞による腫瘍形成能は観察されなかった。しかし、TPA、TLCの二重軟塞天中のコロニー形成能の観察では、12週処理群で対照に比して濃度に応じてコロニー数が増加し、有意の差がみられた。活性型ビタミンDについては12週処理細胞においてアンチプロモーター作用があるような結果が得られた。TPA、TLCがプロモーターとして奇胎細胞を癌化させうることが判明した。

報告書

(3件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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