研究課題/領域番号 |
62570839
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 城西歯科大学 |
研究代表者 |
平松 正彦 明海大学, 歯学部, 助教授 (80049395)
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研究分担者 |
柏俣 正典 明海大学, 歯学部, 助手 (30152630)
南 直臣 明海大学, 歯学部, 教授 (20049349)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | Epidermal growth factor(EGF) / EGF受容体 / 顎下腺 / 前立腺 / 糖尿病 / 性差 / 成長ホルモン / 筋ジストロフィー / Enzyme immunoassay / 消化管 / 肝臓 |
研究概要 |
1.マウスの顎下腺から実験に必要十分量のepidemal growth factor(EGF)を精製し、EGFに対する特異抗血清を調製し、EGFの微量定量法を確立した。 2.マウスの種々組織中のEGF量を測定した結果、微量ではあるが顎下腺以外の多くの組織中にEGFの存在が確かめられた。前立腺のEGFはandrogen依存性であり、castrationにより含量が著しく減少し、testosteroneの投与で正常レベルにまで回復することが認めた。さらに、マウスに浸水ストレスを与えた場合、胃のEGF量が増加することを認めた。 3.ラットに実験的糖尿病を誘発させ、肝臓のEGF量を測定したところ、正常群との間で明らかな差は認められなかったが、肝臓のEGF受容体数の減少が認められ、正常レベルにまで回復することを認めた。 4.さらに、ラット肝臓のEGF受容体にらは雌雄差が認められ(雄が雌に比べて約2倍数が多い)、この雌雄差は視床下部-下垂体系を介して調節されていることが示唆された。そこでさらに研究を進めたところ、EGF受容体数は、下垂体から分泌される成長ホルモンの雌雄間の分泌パターンの違いによって調節されていることが明らかとなった。 5.EGF受容体はラットの脳にも存在し、受容体数が加齢に伴って減少するという知見を得た。 6.正常と筋ジストロフィーマウスの大腿筋のEGF量を測定したところ、ジストロフィーマウスでは有意にEGF量が減少していることが判明した。 7.目下、われわれはラットの顎下腺からEGFを精製し、マウスEGFとの生理活性の違いの有無、唾液中への分泌機序、顎下腺以外の組織中のEGF濃度の決定といった点について検討中である。
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