研究課題/領域番号 |
62570844
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
下村 浩巳 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助教授 (40139259)
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研究分担者 |
寺田 あかね 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (60180080)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 耳下腺 / 顎下腺 / プロティンキナ-ゼC / 基質 / アドレナリン受容体 / 遺伝子構造 / β_1-アドレナリン受容体 / ラット / 遺伝子 / 構造 / cDNA / Lambdc charon35 / プロテイン、キナーゼ / C / α_1-アドレナリン受容体 / H-7 / プロティンカイネースC / アミラーゼ / phorbol ester |
研究概要 |
1)Protein kinase Cと耳下腺アミラ-ゼ分泌との係わり:a)ラット唾液腺(耳下腺、顎下腺)のprotein kinase CおよびCa^<2+>/calmodulin-dependent protein kinase II(kinase II)活性を合成基質を用いて測定した。両酵素の活性は心臓や肝臓の値に近いものであった。b)kinase C活性物質diacylglycerol,phosphatidylserineをラット耳下腺スライスに加えるとamylase分泌が促進され、その系にkinase Cの活性抑制剤H-7を加えることにより分泌の抑制を認めた。これによって、kinase Cがamylase分泌に関与していることが明らかになった。c)更に、耳下腺及び顎下腺に於けるkinase Cの基質について検討し、SDSーPAGEでMr.80KDaのタンパク質がkinase Cの基質であることを明らかにした。 2)ラット唾液腺α_1ーアドレナリン受容体タンパク質の同定:合成リガンド4ーamino-6,7-dimethoxy-2-[4ー[5ー(4ーazido-3-[^<125>I]iodo-phenyl)pentanoy]-1-piperazynyl]quinazolineと耳下腺及び顎下腺粗膜漂品との結合実験の結果、顎下腺のリガンドに対するB_<max>=36.4fmol/mg protein;Kd=783pMであった。光照射によるcross-linking後、SDS-PAGEによってMr.42KDa、31KDa、38.5KDaに特異的結合に由来すると考えられるバンドを認めた。 3)ラットβ_1ーアドレナリン受容体遺伝子の構造:ラット心臓から得られたcDNAおよび遺伝子DNAからヒトβ_1ーアドレナリン遺伝子の構造から得られるoligonucleotideをプロ-ブとして目的とするβ_1遺伝子をクロ-ニングしその塩基配列およびコ-ドされるアミノ酸配列を明らかにした。cDNAおよびgenomic DNAの塩基配列の比較からβ_1ーアドレナリン遺伝子はイントロンレスであることが判明した。さらにヒトの遺伝子と比較すると42塩基短い(ラット、1392;ヒト、1434)ものであったが、両者のアミノ酸配列は90%の相同性を示した。
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