研究課題/領域番号 |
62570859
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉嶺 嘉人 九州大学, 歯学部付属病院, 助手 (80183705)
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研究分担者 |
阿南 壽 九州大学, 歯学部付属病院, 助手 (80158732)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | インターロイキン1 / 免疫組織化学 / ABC法 / 骨吸収促進因子 / 根尖病巣 |
研究概要 |
根尖病巣と歯周疾患はともに骨吸収を伴う病変であり、現在骨吸収を促進させる主要な因子としてはインターロイキン1(ILー1)をはじめとする各種サイトカインが注目されている。しかし、病巣組織内における局在を観察した報告は見られないことから、炎症局所においてILー1がどのような細胞によって産生されているのかを明らかにするため以下のような実験を行った。 根尖切除手術時に得られた人の根尖病巣内におけるILー1の局在を観察することを目的として、PLP固定後ABC法によるパラフィン切片上での観察を行った。その結果、血管内皮細胞と炎症性細胞に陽性の所見が認められた。 実験的に誘発させたラットの根尖病巣モデルにおいては、根尖孔周囲の好中球に反応陽性であり隣接する歯槽骨表面には多数の破骨細胞が観察された。 また。4%PFAによる固定後OCTコンパウンドに包埋して凍結切片を作製し、マウス抗ヒトILー1βモノクローナル抗体、FITC標識抗マウスIgM抗体の順に作用させ、蛍光顕微鏡による観察を行ったところ浸潤細胞の一部では胞体内に陽性の所見が認められた。また連続切片に対して非特異的エステラーゼ染色を行ったところ反応陽性の細胞が認められており、病巣内のマクロファージがILー1を産生している可能性が示唆された。 しかしながら、モノクローナル抗体を用いた免疫組織化学においてはイムノブロッティングが唯一の特異性検定の手段であり、これまで得られた結果からは陽性所見を示した細胞がILー1との反応によるものかは断定でかない。現在サルモネラ由来のLPSにより実験的に誘発させた炎症巣より得られた組織及び抽出物に対して、組織化学とブロッティングを行う予定である。
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