研究課題/領域番号 |
62570863
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
久光 久 昭和大学, 歯学部, 教授 (30092430)
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研究分担者 |
細木 祥次 昭和大学, 歯学部, 助手 (90181502)
鈴木 敏光 昭和大学, 歯学部, 講師 (80154558)
和久本 貞雄 昭和大学, 歯学部, 教授 (00013847)
山田 純嗣 昭和大学, 歯学部, 助手 (50182530)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | レジンセメント / セメント被膜厚さ / 合着力 / サ-マルサイクル / 表面処理 / 被膜厚さ / 接着力 |
研究概要 |
臨床上有効なレジンセメントの被膜厚さを明かにすることを目的として、セメントの被膜厚さと合着力との関係を検討した。 円柱形の鋳造物をステンレス板のピットにレジンセメント(ス-パ-ボンドC&B、パナビアEX、ケミエ-ス)、およびリン酸亜鉛セメント(エリ-トセメント100)を使用し、合着した。合着の際、セメントの被膜厚さを30〜250μmの範囲で変化させ、合着後の維持力を打ち抜き試験法にて測定した。また、サ-マルサイクル試験の影響も検討し、次の結論を得た。 1 実験に供したすべてのセメントにおいて、被膜厚さと合着力との間には対数的な負の相関が認められた。 2 エリ-トセメント100、パナビアEXおよびケミエ-スの合着力は被膜が厚くなるにしたがい大きく減少する傾向を示し、被膜厚さの大小にかかわらず合着力はサ-マルサイクルによる影響をほとんど受けなかった。 3 ス-パ-ボンドC&Bは、サ-マルサイクルを付加しない場合には、被膜が厚くなるにしたがい合着力はわずかに減少していく傾向を示したが、サ-マルサイクルの付加により、その合着力は大きな影響を受け、被膜が厚くなるにしたがい大きく減少していく傾向を示した。 4 鋳造体表面へのスズ電析および400℃3分間の酸化熱処理は、それぞれパナビアEXおよびス-パ-ボンドC&Bの合着力を20〜30%向上させた。
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