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ポーセレンジャケットクラウンの疲労に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62570868
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

吉田 恵夫  東北大学, 歯学部, 教授 (30005011)

研究分担者 渡辺 一成  東北大学, 歯学部, 助手 (60191748)
依田 正信  東北大学, 歯学部, 助手 (70005073)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードポーセレンジャケットクラウン / 金属支台 / 破析試験 / 疲労試験
研究概要

ポーセレンジャケットクラウンの破折に関係の深いと考えられる強度について検討し, 強化する方法を探ることは重要な課題であり, これに関する研究は数多くなされてきた. しかし, これらは, 一度に大きな力を加えた場合の強度について論じている程度で, の成果が十分臨床に反映されているとはいえない. この観点から, これまで, 板状の陶材試料を用いて疲労試験を行い, この方向からの検討がきわめて重要であること, 基本的な疲労の性質などを明らかにした.
本年度の研究ではこの成績をふまえ, ビタデュールNを用いて製作した従来のポーセレンジャケットクラウンと新しいポーセレンジャケットクラウンとして開発されたセレストアクラウンの疲労を実際のクラウンの形態で検討するために実験を行った. クラウンは, リン酸亜鉛セメントとリン酸エステル系レジンセメントで, Cu-Ni合金による金属支台に合着し, 破折試験および40kgfの荷重を繰返し加える疲労試験を行い, 以下の結論を得た.
1.破折試験の結果, リン酸セメントで合着した場合には, セレストアクラウン(平均約45kgf)の方がビタデュールを用いたもの(平均65kgf)より約40%強い値となった. また, レジンセメントで合着した場合には平均約100kgfで, 両者の間に差が認められなかった.
2.疲労試験の結果, リン酸セメントとレジンセメントのいずれを用いて合着した場合でも, セレストアクラウンの方が, ビタデュールNのものと比較して10倍程度多くの繰り返しに耐える傾向にあった.
3.1および2のいずれの試験においてもレジンセメントで合着した方が, リン酸セメントを用いたものより強い値を示した.
4.破断面の状態からみると, 試験方法やセメントの種類による違いが明らかであった.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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