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リチウム化反応を用いる生理活性ヌクレオシドの合成

研究課題

研究課題/領域番号 62570951
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関昭和大学

研究代表者

田中 博道  昭和大学, 薬学部, 助教授 (50109477)

研究分担者 佐藤 和恵  昭和大学, 薬学部, 助手 (90053941)
早川 弘之  昭和大学, 薬学部, 助手 (40180955)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードリチウム化 / イミダゾールヌクレオシド / プリンヌクレオシド / 生理活性 / 親電子試剤 / 細胞増殖阻止活性 / 細胞性免疫抑制作用
研究概要

AICARの誘導体として, その5位アミノ基を炭素官能基に置き換えた化合物を合成すべく, 〓および〓の5位リチウム化を検討した. 化合物〓をLDAでリチウム化した後, ヨウ化メチル蟻酸メチル, 炭酸ガスを親電子試剤として用いた. 2位のリチウム化を防ぐ目的で導入されたクロル原子を接触還元により除去し, 糖部分の脱保護を経て目的とする〓〜〓を合成した. 化合物〓のリチウム化では, 1´, 2´不飽和体を生成する副反応が起ることが後に確認され, 〓を用いるリチウム化に変更した. この方法により5ホルミル体を合成し, Wittig反応を経由して目的物〓および〓を得た. 化合物〓には, マウス白血球細胞L5178Yの増殖阻止活性が認められた. 更に〓に, 抗生物質であるブレジニンと類似の細胞性免疫抑制作用が認められたことは興味深い. プリンヌクレオシドの2位置換体については, 現在迄の所実用的な合成法を確立するに至っていない. しかしながら〓や〓を用いて検討した結果, 〓をリチウム2.2.6.6.-テトラメチルピペリジドでリチウム化しジフェニルジスルフィドと反応させた時にのみ, 〓が41%の収率で生成することを観察した. 本研究の過程で, 親電子試剤としてトシルクロリドを用いるとプリンヌクレオシドの8位クロル化が効率良く達成できることを見い出し報告した. ワイオシンの合成に関しては現在も継続中であるが, イミダゾールユニットの位置選択的縮合に問題を残している.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Hiroyuki Hayakawa: Chemical and Pharmaceutical Bulletin. 35. 72-79 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Tadashi Miyasaka: Journal of Heterocyclic Chemistry. 24. 873-875 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Masahiro Suzuki: Chemical and Pharmaceutical Bulletin. 35. 4056-4363 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroyuki Hayakawa: Nucleosides and Nucleotides. 7. 121-128 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Hiromichi Tanaka: in preparation.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Hiromichi Tanaka: in preparation.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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