研究課題/領域番号 |
62570972
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
木下 俊夫 北里大学, 薬学部, 教授 (70053816)
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研究分担者 |
吉田 淳子 北里大学, 薬学部, 助手 (60220646)
二村 典行 北里大学, 薬学部, 講師 (50118832)
平賀 やよい 北里大学, 薬学部, 助手 (80050706)
加藤 武彦 北里大学, 薬学部, 助手 (50050589)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1989年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1988年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | アミノ酸 / タンパク質 / ペプチド / アミノ酸組成 / 蛍光分析 / 高速液体クロマトグラフ / アミノ酸分析 / 蛋白質 / 蛋白質同定 / 高速液体クロマトグラフィー(HPLC) / o^-フタルアルデヒド / 高速液体クロマトグラフィー / O-フタルアルデヒド / ポストカラム反応 / イミノ酸 / プロリン |
研究概要 |
本研究では、アミノ酸分析に関し、逆相イオンペア-クロマトグラフィ-の手法を採用し、分離の時間短縮を飛躍的に向上させ、検出系に申請者らが新たに開発した0ーフタルアルデヒド/アセチルシステイン試薬を用いる蛍光法を組合せ、プロリン等イミノ酸を他のアミノ酸と同等の感度で測定可能な装置を開発する。更に、アミノ酸分析計のデ-タ処理部に蛋白質の一次構造に関する情報を組み込みアミノ酸分析の結果から直接蛋白質を同定するシステムを確立する目的で、次のような検討を行い、以下に示す成果を得た。 1)グラジェント溶出が可能な送液ポンプ、逆相カラム、及びポストカラム蛍光検出システムを組み合わせた装置を試作した。更に、装置の小型化を目的としたシングルポンプポストカラム検出システムを新たに考案した。 2)分離系の検討として、各種逆相カラム、カウンタ-イオン(有機スルホン酸塩等)、及びグラジェント溶媒を選択し、蛋白質加水分解試料を対象とした場合、約12分という迅速な分離法を確立した。 3)プロリン等イミノ酸を酸化的に第一アミンに変換するための酸化反応と0ーフタルアルデヒド/アセチルシステイン試薬による発蛍光反応とをオンライン化し、アミノ酸イミノ酸共に高感度に検出するため、各試料濃度、反応温度、反応時間等の条件を最適化した。これにより、既製のどのアミノ酸分析装置よりも優れた検出システムを提供できることになった。 4)マイクロコンピュ-タ支援のデ-タ処理システムを用い、上記分析アミノ酸分析計で測定されたアミノ酸組成から直接タンパク質を同定できるプログラムを作成し、分析システムへ組み入れるべく検討した。この点に関しては十分な完成度を得るに至っていないため、継続して検討を続けることとした。
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