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コンリアセチルトランスフェレーズのcDNAクローニングとその遺伝子発現機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 62571007
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関(財)東京都神経科学総合研究所

研究代表者

石田 功  (財)東京都神経科学総合研究所, 主任研究員 (10142150)

研究分担者 横山 恵美子  (財)東京都神経科学総合研究所, 主事研究員 (10150195)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードコリンアセチル転移酵素 / 組換えDNA / 運動ニューロン
研究概要

我々は最近ウシ脳の線条体よりコリンアセチル転移酵素(ChAT)を部分精製したのちマウスを免疫し, 単クローン抗体を3種樹立することに成功したが, 本年度はこの抗体を用いて以下の研究を進めた.
(1)ChAT蛋白質の精製とアミノ酸配列の解析:上記単クローン抗体をセフアローズに結合してイムノアフィニティークロマトグラフィを作成した. ウシ脳の線条体よりChATを部分精製したのちイムノアフィニティカラムに吸着させ, Tris-HCI暖衡液で洗浄後NaClとUreaによってChATを溶出した. この段階でChATはほゞ純品に近い状態であったが, 微量の混入蛋白質を除くためさらにSDS電気泳動により68KDaのChATを分離溶出した. そのアミノ酸配列を決定するためChAT蛋白をトリプシンやリジンエンドペプチターゼで分解し, 逆層液体クロマトグラフィーにより蛋白質断片を分離する条件を検討中である.
(2)ChATのcDNAクローニング:我々が作成した単クローン抗体SDSで変性したChATを認識するので, この抗体を用いてcDNAクローニングを行っている. すなわち, ウシ脊髄前角のPoly(A)^+RNAより二重鎖cDNAを調整し, これを発現ベクターλgtll11に組み込んだのちcDNAライブラリーを作成し, 単クローン抗体でスクリーニングした. その結果7個の陽性クローンを得たがこのうち3クローンは免疫反応が強くお互いに交叉すること, またノーザンブロットでは脳と脊髄に特異的であることから, ChATのcDNAの可能性が大きいと考えられる. このクローンについて制限酵素マップを作成し, 塩基配列も一部決定した. (1)の結果と合わせてこれがChATのcDNAであるかどうかが明らかになるであろう.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Tomohuki Ichikawa, Isao Ishida, Yukio Hirata and Takeo Deguchi: Neuroscience Letters. 81. 24-28 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Isao Isaida,*Tomoyuki Ichikwa,and Takeo Deguchi: Journal of Neurochemisy. 49. 933-938 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 石田功,市川友行: 神経研究の進歩. 31. 223-240 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 石田功,市川友行,石井加代子,出口武夫: 神経化学. 26. 160-162 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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