研究課題/領域番号 |
62571021
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用薬理学・医療系薬学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
井戸 達雄 (1988) 東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター, 教 (80134063)
高橋 俊博 (1987) 東北大学, サイクロトロンRIセンター・核薬学研究部, 助手 (70143039)
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研究分担者 |
石渡 喜一 東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター, 助手 (50143037)
岩田 錬 東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター, 助手 (60143038)
高橋 俊博 東北大学, サイクロトロンラジオアイソトープセンター, 助手 (70143039)
井戸 達雄 東北大学, サイクロトロンRIセンター・核薬学研究部, 教授 (80134063)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1987年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | ┣D118F-フルオロドーパ / ポジトロントモグラフィ / 副腎診断法 / メラノーマ / 6-〔^<18>F〕フルオロドーパ / 〔^<18>F〕アセチルハイポフルオライド / 体内分布 / ポジトロントモグラフ装置 |
研究概要 |
本研究は、カテコールアミン受容体分布を体外測定できるようなポジトロン標識薬剤を開発し、交感神経系支配臓器の機能診断に応用することを目的とした。 カテコールアミンとして脳神経系に対し重要なドーパミンの前駆体類似化合物である^<18>F-フルオロドーパについてすでに臨床研究用薬剤としての、製造システムは完成されているが、本研究によりラジオ液体クロマトがラフィーとの結合を含めて、より操作性の良い装置に改良することができる。^<18>F-フルオロドーパーに対し、動物実験を行ったところ、特に副腎、スイ臓、小腸、心臓に集積が多く、腎臓、骨には集積が数時間にわたって保持された。 これら基づき、副腎でのPET画像診断を試みたところ、投与後1時間の副腎に対する画像は、腎での高い放射能の影響をうけ、はっきりとした画像とすることができなかった。また心臓に於いても、PET画像処理に対しては集積が低く、この薬剤は交感神経系支配臓器の機能診断に応用するには向かないことが解った。しかし、この薬剤はメラニン生合成の前駆対ともなるので、メラノーマのメラニン合成能を測るinvivo診断薬として応用する可能性についても検討した。メラノーマに対する集積は、アミノ酸のトランスポートを経由するものであり、その持続性はメラニン合成能を説明できるものであり、2-フルオロドーパの方が6-フルオロドーパより有効であることも確かめられた。 受容体と関連する^<18>F-標識体については、ノルエピネフィリン、エピネフィリンについて直接ペンゼン核へ導入する方法について検討した。受容体の密度の関係上高い比放射能での標識を行うため、フッ素アニオンによるホ電子置換法を種々試みたが、いずれも成功しなかった。今後この点に関しては、フルオロアルキル化法を試みる予定である。
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