研究課題/領域番号 |
62580008
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
プラズマ理工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
内池 平樹 広島大学, 工学部, 助教授 (90034389)
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研究分担者 |
進藤 春雄 広島大学, 工学部, 助手 (20034407)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | プラズマディスプレイ / 壁掛テレビ / ハイビジョン / ラップトップパソコン |
研究概要 |
高輝度・高発光効率の性能を維持してガス放電パネルの高速駆動を実現することを目的に、電極構造の改善に関する研究を行った。電極形状のパネルの基本性能に及ぼす影響について考察した結果を画像情報表示国際会議(62年5月)において報告した。さらに、印加電圧のパルス幅及び封入ガス気圧の動作マージンに及ぼす効果についての測定結果について考察した。この結果は、本研究において初めて提案された下部電極を用いる独創的な三相駆動方式が、2μsecのパルス幅の電圧で駆動可能であり、極めて優れていることを明らかにした。この結果は、本研究で提案する面放電形ガス放電パネルが256階調表示を必要とする高品位テレビを実現する最短距離にあることを示した。これらの結果を、テレビジョン学会(62年7月)で発表した。 前面ガラスにR、B、Gの蛍光体を塗布したパネルを製作して、その基本的な動作特性を測定した。輝度・発光効率は最高の結果を得た。この結果を、画像情報表示国際会議(63年5月)で報告した。さらに、寄生容量の低減化を図る目的で電極構造についても検討し、この結果についても上記国際会議で別件の論文として報告した。 輝度・発光効率のさらに大幅な改善を目指して、幅広ギャップのパネルを試作し、その効果について検討した。幅広ギャップのパネルは、高精細パネルでも著しい効果を示すことが明らかとなった。これらの結果を発光形ディスプレイ合同研究会(平成元年2月)において報告した。フルカラー表示のための検討を進めて、段付きのバリヤを持つ蛍光体面を製作することにより、クロストークを従来より約1/3に減少させることに成功した。この結果は、充分実用の域に達していて、対角4インチのパネルを製作してその効果について考察した結果を画像情報表示国際会議(平成元年5月)で報告する予定である。
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