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赤外, 遠赤外レーザー散乱による高温プラズマ・イオン温度測定法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62580010
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 プラズマ理工学
研究機関九州大学

研究代表者

村岡 克紀  九州大学, 総合理工学研究科, 教授 (80038546)

研究分担者 内野 喜一郎  九州大学, 総合理工学研究科, 助教授 (10160285)
岡田 龍雄  九州大学, 工学部, 助教授 (90127994)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1987年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード赤外レーザー / 遠赤外レーザー / 協同トムソン散乱 / プラズマのイオン温度
研究概要

高温(>1kev)高密度(>10^<20>m^<-3>)プラズマのイオン温度のプラズマ中心部での局所測定を行うのに, 従来の荷電交換中性粒子測定ではその平均自由行程がプラズマの半径より小さくなることから不適当で, 他の方法が求められてきた. 赤外, 遠赤外レーザーのトムソン散乱を用いる方法は, この要請を満たす方法として早くから注目され開発が進められてきた. 本研究者らは, 赤外レーザー(波長10μm帯), 遠赤外レーザー(300μm帯)のレーザー開発から始めて研究を進め, 本年度までに以下の結果を得た.
(1) 炭酸ガスレーザーについて, 注入ロックモードの安定化方策を施すことにより, 出力30Jにおいて70%以上のショットでシングルモード動作を得た. また, この炭酸ガスレーザーにより重水素を励起して, シングルモード発振を得た. これにより赤外, 遠赤外レーザー散乱に必要な光源について一応の見通しが得られた.
(2) ルビーレーザー散乱によりプラズマの性質(電子温度, 電子密度及びピンチダイナミックス等)をよく調べたθピンチプラズマを対象に協同散乱実験を行い, ビデオ検出方式によりイオン温度を得た. またその値をルビーレーザーのトムソン散乱による電子温度と比較して合理的な結果を得た.
(3) より高温で低密度でのプラズマ計測に協同トムソン散乱法を適用すべく炭酸ガスレーザー域で新ホモダイン法の位相調整実験を行った. その結果ピエゾ方式では安定性に問題があったが, ガスセルについては見通しが得られた.
(4) 遠赤外, サブミリ波長域でのXモード電磁波の散乱によりイオン温度を求める方法について検討を加え, 見通しを得た.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K. Matsuo;H. Okuda;Y. Sonoda;K. Muraoka;M. Akazaki;Heliotron E Group;Gamma 10 Group: Proc. 3rd Int. Symp. Laser-Aided plasma Diagnostics. 1. 74-78 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Y. Sonoda;K. Matsuo;K. Muraoka;M. Akazaki: Proc. 3rd Int. Symp. Laser-Aided Plasma Diagnostics. 1. 79-81 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] K. Uchino;T. Tsukishima;K. Tatebe;T. Tokunaga;T. Okada;K. Muraoka;M. Akazaki: Proc. 3rd Int. Symp. Laser-Aided Plasma Diagnostics. 1. 88-91 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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