研究課題/領域番号 |
62580023
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
赤松 則男 徳島大学, 工学部, 教授 (20035629)
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研究分担者 |
AKAMATSU Norio The University of Tokushima, Department of Information Science, Professor (20035629)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1987年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 生体信号処理 / ハ-トロジック / 並列処理 / 体表面電位図 / 計算機シミュレ-ション / パタ-ン認識 / 補間法 / 節肉振動 / 高速情報処理システム / ニュ-ロコンピュティング / ブレ-クスル- / 高速補間法 / 高速生体信号処理装置 / 生体信号処理システム / パイプライン処理・体表面心臓電位測定装置 / 高速直接補間法 / 並列計算方式 / 計算機シミュレーション / ダイポール / 高速情報システム / 体表面心臓電位分布図 / マルチセンサー / 心電図逆問題 / 筋肉振動 / コンピュータグラフィックス |
研究概要 |
生体信号処理系へ応用を目的とする高速情報処理システムの開発を大別すると、ハ-ドウェアを用いた処理部とソフトウェアによる処理部になる。ハ-ドウェアの高速処理は並列処理による高速の生体信号デ-タの取り込みである。デ-タ量が多いので、ハ-ドロジックによる高速処理を実現した。この論理回路の高速急を実現するためのシミュレ-ションを行い、良好な結果を得た。さらに、電磁結合の大容量メモリとニュ-ロコンピュ-タの設計を行った。生体信号としてEKGを体表面から取り込むための体表面電極群を開発した。この装置は従来のセンサ-の欠点を全て除き、臨床的にも良好なEKGを探取することができる。さらに、大容量記憶装置として電気的磁気的に結合した読み出し専用メモリを設計し、シミュレ-ションも行った。体表面電位図を高速に表示するための並列処理手法を開発し、そのソフトウェアも作成した。実測電位図からブレ-クスル-現象が正確に測定されることを確認し、その結果を学会に報告した。体表面電位図から心起電力を逆問題として推定する手法も研究し、その結果も学会に報告した。視覚的に自然な電位分布を表示するために高速の補間法を開発し、通常の補間法よりも数十倍の処理速度を持つアルゴリズムを作成した。生体機能の高速処理を基本とする高速生体信号処理装置のアルゴリズムを開発し、種々の生体信号に適用しパタ-ン認識実験を行った結果は良好であるが、生体信号の不規則な変化によって結果が異るので、この欠点を除くシステムの開発を検討する。生体の不規則性の原因である筋肉振動に関してモデルを作成し、その解析を行った結果、実験の内容を説明することが可能になった。その理論と実験との比較も学会に研究報告を行った。さらに並列処理を高速に行い、生体内で行われている処理のメカニズムを解理し、それに対応する信頼性の高いシステムを開発するための基礎研究を行う。
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