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オペレーティングシステムの核を記述するための並行オブジェクト指向言語の開発

研究課題

研究課題/領域番号 62580026
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報学
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

土居 範久 (土井 範久)  慶應義塾大学, 情報科学研究所, 教授 (50051553)

研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードオブジェクト指向言語 / オペレーティングシステム核 / ABCL / C^+ / C+
研究概要

米澤らによって提案された並行オブジェクト指向計算モデルABCMを手続きおよび関数をオブジェクトと統一するルーチンオブジェクトを導入することにより拡張し、プロセス世界、すなわちプロセスを活動単位として存在せしめる環境、を作り出すことを可能にしたC言語版並行オブジェクト指向言語ABCL/C^+を設計し、その処理系の試作およびオペレーティングシステム核を記述することを試みた。その結果、ABCLのような簡潔にして強力な並行オブジェクトを記述する能力をもつ言語であれば、きわめて分りやすく見通しのよいオペレーティングシステム核を記述できることが確められた。しかし、現実の問題として処理系の吐き出すコードの効率が残されている。一般のアプリケーションとは異なりオペレーティングシステム核ともなると実行効率が死命を制するからである。したがって、現在、light-weightプロセスの概念を取り入れた、オブジェクト(プロセス)の管理・制御を軽くする処理系に向けての改善に努めている次第である。この方式の有効性は、この処理系が吐き出すオブジェクトコードを定め、それを用いて小型ではあるが我々の考えにもとづいたオペレーティングシステム核をパーソナルコンピュータPC-9801上に実現し、その上に実験的なウインドウシステムを試作することによって確認している。

報告書

(2件)
  • 1988 実績報告書
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 土居範久: コンピュータソフトウェア. 5(4). 12-26 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 土居範久: 情報処理. 29(4). 359-367 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] DOI,N.: PROCEEDINGS OF EUROPEAN CONFERENCE ON OBJECT-ORIENTED PROGRAMMING. 250-266 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] DOI,N.: ""AN IMPLEMENTATION OF AN OPERATING SYSTEM KERNEL USING CONCURRENT OBJECT ORIENTED LANGUAGE ABCL/C^+,"ABCL:AN OBJECT-ORIENTED CONCURRENT SYSTEM" THE MIT PRESS, (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 土居範久: 情報処理学会研究報告87-OS-35. 35-4. 1-8 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 土居範久: 慶應義塾大学情報科学研究所テクニカルレポート. KIIS-86-02. (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 土居範久: 日本ソフトウェア科学会誌コンピュータソフトウェア.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 土居範久: European Conference on Object Oriented Programming.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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