研究課題/領域番号 |
62580048
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
家政学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
中島 喜代子 三重大学, 教育学部, 助教授 (70024487)
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研究分担者 |
一棟 宏子 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 助教授 (70090719)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ウェークイン・クロゼット / ウォークイン・クロゼット / 衣類の収納スペース |
研究概要 |
1、昭和62年6月〜7月にかけて、大阪の女子短大生の家庭を対象とした調査を実施し、215件の有効サンプルを得た。その結果、衣類はかなりの部分が「自室」以外にはみ出しており、各部屋に多様に散らばっている状態がみられた。それに伴なって、居住者の評価も猪類の収納に困っている世帯が多く、その理由に収納スペースの不足をあげた世帯は、過半数にのぼっている。 2、昭和62年9月に、全国のスウスメーカーを対象とした調査を実施し、31件の有効サンプル数を得た。その結果、ウォークイン・クロゼットの全販売住宅にためる設置率は、平均3割であるが、地域によって差がみられ、首都圏では多く、それ以外の地域では少ない傾向がみられた。また将来動向については、今後さらに増加するだろうという予測をもっていることがとらえられた。 3。、昭和63年8月〜12月にかけて、一戸建の建売住宅と注文住宅を対象とする調査を実施し、227件の有効サンプルを得た。このサンプルを、収納専用スペースの違いによって、一般住宅・クロゼット型住宅・納戸型住宅の3タイプに分けて分析した。その結果、衣類収納甲家具の容量は、47m^3、衣類収納に用いられる押入れの容積は52m^3であるが、一般住宅では、押入の占めるウェイトが大きく、クロゼット型住宅では洋服ダンス容量が少ないことがとらえられた。しかし、クロゼット型住宅では、クロゼットの中に、衣類以外の種々の生活用品が収納されており、クロゼット以外にも猪類がかなり収納されており、季節外の衣類の入れ替えの減少につながっていない。しかし、居住者はクロゼットを高く評価しており、その必要性を認めているとともに、不満度も低い傾向がみられた。
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