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住宅の損傷と維持管理に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62580050
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関奈良女子大学

研究代表者

疋田 洋子  奈良女子大学, 家政学部, 助教授 (90031674)

研究期間 (年度) 1987 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1987年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードメンテナンス / 損傷 / 修理
研究概要

この研究は、住宅の予防的管理についての指針と管理しやすい住宅についての資料を得ることを目的に3つの調査を行いまとめたものである。1.は居住者に住宅の損傷と修理実態および維持管理意識などを調査したもの、2.はハウスクリーニング業者に、清掃の困難な場所とその原因対策を調査したもの、3.は修理業者に住宅の傷む過程や必要な費用などについて調べたものである。
日本の木造住宅の新しい工法として浸透してきた2×4住宅は、外観に対する満足度は高いが、アフターサービスに対する満足度は、低かった。損傷について、2×4は屋根の傷みは少ないが、外壁の傷みは早く、ケラバがないものや、庇が浅いものが多いことが、影響していると思われる。また床きしみも2×4に多かった。
最近、住宅を造る側も選ぶ側もデザインを重視する傾向があり、そのことが、住宅の管理を困難にしている。吹抜けのはめ殺し窓やシャンデリア、格子窓、出窓、天窓など、人の手が届きにくい構造である。また、台所では、レンジフード、換紀扇(モータ部も)、その他諸設備の取り外しの簡便さが望まれている。さらに、居住者が日常管理を怠らないことの大切さも指摘された。
修理業者の調査からは、住宅の傷みと敷地条件との関係が深いことがわかった。すなわち、南上がりの土地や、道路より敷地が低いもの、庭木のために敷地に盛土をし住宅部分が低くなったものや、排水管の傾斜が悪く敷地が湿潤したり、床下換気口の数が少ないものなどは、土台、床、柱、外壁に至るまで損傷が早い。

報告書

(3件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 疋田洋子: 日本家政学会第41回大会. (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 疋田洋子: 家政学会関西支部会.

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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