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結婚生活の要因分析と幸福度研究

研究課題

研究課題/領域番号 62580067
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関尚絅女学院短期大学

研究代表者

角尾 篤子  尚絅女学院短期大学, 家政科, 助教授 (00180034)

研究分担者 末広 和子  女子栄養短期大学, 教授
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1987年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード結婚幸福度 / 家庭生活満足度 / ターマン / 牛島義友・末広和子
研究概要

牛島・末広等の結婚生活研究(昭28)から已に30年余が経過し, 日本での結婚も現在では見合い結婚より恋愛結婚の方が多くなっている. それ故, 夫婦の経時的な結婚幸福度曲線は, 前回調査とはかなり異なったものになると予想された. 図1に示したように, 今回調査では夫婦とも, 前回の日本における調査より, ターマンが行なった米国の夫婦が描いたカーブに類似している. まず夫と妻の幸福点を比較すると, 今回はターマンの場合と同様, 妻の方が全体的に幸福度が高く, 夫婦とも中間で下降する. 妻は結婚当初, 幸福点が最高でそれ以後, 経過年数30年で多少上昇するが下降の一途をたどる. 前回との類似点は, 現在でもやはり妻は晩年になって夫より幸福点が低いということである. 恋愛結婚が優勢な現代においても, 日本の家庭は牛島が当時指摘しているように, 妻の犠牲の上に成り立っているのであろうか.
夫婦感の幸福点は, 非常に高い相関を示した(Y=22.5+0.67x,r=0.498(p<0.0000),n=799). 幸福度に影響を及ぼす生活諸条件としては, 夫婦の就業形態, 居住地, 子供数, 年収, 別居経験の有無がある. 結婚成立過程では, 見合恋愛による差は少なく, 結婚の意志決定者, 幸福な結婚と思ったが, 交際期間, 親の態度が影響を及ぼす. 経過過程では, 結婚当初の夢と現実との開き, 相手の態度の変化, 倦怠期の有無等がある. 現在の状態としては, 相手への愛情, 家計の取扱い, 子供の世話, 家事, 習慣, 趣味, 人生観, レクリェーション, 義理の親や家族への態度, 性生活等の一致, もう一度生まれるとしたら誰と結婚するか, 家庭生活への満足度等が大きな影響を及ぼしている.

報告書

(1件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 角尾篤子 末広和子: 日本家政学雑誌.

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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