研究課題/領域番号 |
62580089
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中村 栄太郎 京都大学, 教養部, 助教授 (00026808)
|
研究分担者 |
森谷 敏夫 京都大学, 教養部, 助教授 (90175638)
田口 貞善 京都大学, 教養部, 助教授 (90086819)
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1989
|
研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
|
配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1989年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1987年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
|
キーワード | 老化 / 中高年者 / 女子 / 体力年齢 / 生物学的年齢 / 主成分分析 / 重回帰分析 |
研究概要 |
標記研究課題を3年間で達成するため、次の3つの研究計画、1)老化の指標の統計モデルの検討、2)生理機能を中心とした項目による防衛体力年齢(いわゆる生物学的年齢)の推定、3)運動適性テストにもとづく行動体力年齢の推定、を立案し、初年度より順次研究を行ってきた。以下が主要な研究の成果である。 1。老化の指標の統計モデルの検討。---因子分析をヒトの種々の臓器機能を代表する30項目の生理的検査値と暦年令から求められた相関行列に適用したところ、12因子が抽出された。これらの12因子の内、抽出された。これらの12因子の内、第1因子は暦年令と0.79の高い因子負荷量を、また20の生理的変数と有意で、比較的高い因子負荷量を示すのでPrimary Aging Fctorと解釈された。本研究では、この因子の推定スコアを、T-スコアの考え方を導入して個人の暦年令と比較を可能したものを老化の指標とした。 2。防衛体力年齢(生物学的年齢)の推定式の作成。---本研究では、次の2種類の中高年女子のための生物学的年齢の推定式を求めた。第1式は、大阪府下に存在する83名の成人女性の生理的計測値デ-タから求めたもので、11の予測変量からなる。これらの予測変量の中には、ヒトの行動力の源となる有酸素性能力や関連する変数が含まれているので、ヒトの活力を含めた生物学的年齢の推定式とみなされる。第2式は、滋賀県下に存住する65名の成人女性の生理的計測値デ-タから求めたもので、9つの予測変量からなり、一般的な生物学的年齢の推定式である。 3。行動体力年齢の推定式の作成。--- 京都府下に存住する健康な成人女性348名の運動適性テストのデ-タから求めたもので、7つの予測変量からなる。いわゆる、一般的な体力年齢の推定式である。
|