研究課題/領域番号 |
62580092
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
山本 徳郎 奈良女子大学, 文学部, 教授 (40142327)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1989年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1987年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 体育用語 / ヤ-ン / トゥルネン / スポ-ツ / 体育科学 / 体育術語 / 運動記述 / 体育学 / トゥルネン用語 / 訓練(Ubung) / トウルネン用語 |
研究概要 |
本研究で明らかにされたことは、ドイツ語の体育用語が19世紀初頭に大きく変ったということである。ヤ-ンのトゥルネンがドイツ語の運動記述に大きな転期を与えていた。スポ-ツはドイツ語の中に1828年から現われるが、体育用語としては19世紀の間ほとんど機能していない。これらのことをふまえて以下の内容の報告書を作成した。 I.本研究の理論的背景 ドイツにおいては18世紀末から体育的文献が数多く出版されるようになり、身体運動が記述(言語化)された。このことにより体育用語が確立しはじめ、用語の確立が「体育」という学問領域を成立させた。 II.研究成果の概略 1.収集し得た資料、情報の概要 本研究で収集し得た文献を、今後の研究の進展を期待して、用語検討用原典と研究論文に分けて列挙した。研究論文には学位論文^2O多く含まれ、ドイツにおける体育用語研究の深さがしのばれる。 2.19世紀初頭ドイツにおける体育用語 ドイツにおける体育用語の転換期であった19世紀初頭に注目し、その前後の用語の具体的な動向を明らかにし、あわせてその時期に大きな役割を果たしたヤ-ンの運動用語論をまとめた。この部分の叙述には収集した学位論文を参考にした。 III.公表された関連論文 本研究を進めながら、これまでの研究も生かしつつまとめた小論4編をそえた。タイトルは必ずしも本研究との関連を示していないが、内面的には深くかかわりを持っている。用語研究を進めることによって、ともすれば表面的な現象を追うにとどまっていた体育科学も少しづつ深みへせまっていける実例になれば幸いである。
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