研究課題/領域番号 |
62580097
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
永嶋 正俊 日本大学, 文理学部, 教授 (00059007)
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研究分担者 |
加藤 史夫 日本大学, 文理学部, 助教授 (00060020)
川井 昂 (川井 昴 / 河井 昴) 日本大学, 文理学部, 教授 (00059411)
平井 敏雄 日本大学, 文理学部, 教授 (40059001)
西野 泰広 豊橋短期大学 (60120531)
KATO Fumio Nihon University, Humanities and Sciences, Associate Professor.
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 組織心理 / リーダーシップ / 指導の個性化・SESスケール / PDC検査 / 状況対応理論 / self or orinted / reciprocal P-D-S interactionモデル / 組織行動 / 指導の個性化 / SESスケール / PSC検査 / self-oriented / 自己教育性を重視したリーダーシップ / メンバーのコンヒデンスを高める組織構造としてのPDS因子とD因子 / メンバーの自己教育力・情報処理能力・原因帰属について / 指導の個別化・個性化について |
研究概要 |
スポーツチームの効果的指導を行うためには、チームの組織心理的特徴を把握し、状況に対応し、かつ指導の個別化、個性化を図る必要がある。そのために、本プロジェクト研究では、〓現場で活用できるスケールを開発する、〓そのスケールは、成績を予想できる、〓メンバーの個人的資質とリーダーシップの両面について、他のコンセプトとの関連がつけられる、の3つの目的を満足するスケールバッテリィの開発を試みてきた。その結果、主にサッカー、ラグビー、テニス等の球技スポーツチームを対象に検討を加えてきたところ、以下の諸点が明らかにされた。 1 SESスケールは、チームの組織心理特徴を診断する上で有効なスケールである。SESスケールは、PDS因子とDO因子の2因子解で診断可能である。 2 SESスケールの診断によれば、PDS型チームはDO型チームに比べ、成績がよい。 3 PDS型チームは、年齢的には高く、メンバーサイズが大きい。それに対し、DO型チームは年齢が低く、メンバーサイズが小さい。 4 SESとメンバーの個人的資質との関連については、〓パーソナリティについては、年齢の低いほうスポーツマン的であることがわかった。〓PDC検査については、適切タイプと非適切タイプの2分類では有意差はないが、5観点上では違いが認められた。〓自己教育性と統制観については、PDS型メンバーは自己教育的で、内的統制型である。 5 SESとリーダーシップとの関連については、PDS型チームの方がやや状況対応性が高く、指導の個性化みられる。
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