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哺乳類細胞のDNA複製開始制御機構の分子レベルでの解析

研究課題

研究課題/領域番号 62580147
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代謝生物化学
研究機関東京大学

研究代表者

榎本 武美  東京大学, 薬学部, 助手 (80107383)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1987年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードDNA複製 / ポリオーマウイルス / T抗原 / DNAまきもどし活性 / DNAポリメラーゼα / DNAプライマーゼ / 活性促進因子
研究概要

哺乳類細胞のDNA複製開始制御機構を分子レベルで明らかにするためにDNA複製の温度感受性変異株を用いて遺伝生化学的に解析をすすめるとともに, 複製開始のモデル系としてポリオーマウイルスDNAのin vitro複製系を確立し, さらに複製の素過程に関与する酵素・蛋白を精製し, その性状解析を行った.
1.ポリオーマウイルスDNAin vitro複製系
(1)精製したポリオーマウイルスのlargeT抗原を精製し, このT抗原とマウスFM3A細胞粗抽出液からなるポリオーマウイルスDNAのin vitro複製系を確立した.
(2)複製開始機構を解析し, 複製開始には, ポリオーマウイルスDNAの複製開始点と, T抗原および許容細胞の抽出液が必要で, この許容性を決定するものはDNApolymeraseα-primase複合体であることを明らかにした.
(3)T抗原にDNAhelicase活性は結合したDNA上を3′→5′方向に移動することが明らかになり, T抗原に, 複製開始以外にleading strand上を二本鎖DNAを巻きもどしながら移動して複製を進行させる機能があることが示唆された.
2.細胞の複製酵素・蛋白
(1)FM3A細胞のDNA依存性ATPase B, C1にDNAhelicase活性を検出し, 5′→3′方向に移動するhelicaseであることを明らかにした.
(2)DNAprimaseの活性を促進する因子を検出し, 精製した結果, 促進因子はRNaseH活性をもつことを明らかにした.
(3)DNApolymerased活性を促進する因子を精製し, その促進機構を明らかにした.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] T. Eki: Exp. Cell Res.171. 24-36 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T. Eki: Cancer Res.47. 5162-5170 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] M. Seki: Biochemistry. 26. 2924-2928 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T. Eki: Arch. Biochem. Biophys.(1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] M. Seki: Biochemistry. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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