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肝臓ペルオキシソームのプリン塩基分解系の進化-進化にともなう尿酸分解酵素群の脱落機構

研究課題

研究課題/領域番号 62580154
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代謝生物化学
研究機関九州歯科大学

研究代表者

野口 知雄  九州歯科大学, 歯学部, 教授 (30073688)

研究分担者 林 寿恵子  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (30047807)
藤原 智子  九州歯科大学, 歯学部, 講師 (20047806)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1987年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードプルオキシソーム / プリン / 進化 / ウリカーゼ / アラントイナーゼ / アラントイカーゼ / 魚類 / 両棲類 / ヒト上科
研究概要

プリンの分解は高等動物ほど不完全であり, 進化の過程で尿酸以降の分解酵素群が脱落している. 全動物種に共通の尿酸までの分解はシトゾールで進行し, 動物種により異る尿酸以降の分解はペルオキジソームで進行する. 即ちペルオキシソームの酵素(ウリカーゼ, アラントイナーゼ, アラントイカーゼ)だけが進化により脱落している. 他方, 両棲類以下ではアラントイナーゼとアラントイカーゼが異種タンパクであるのに対し, 両棲類では両酵素が複合体として存在しており, 両棲類以上では脱落している. これが進化上どのような意味を持つか興味深い. これを明らかにする目的で以下の実験を行った.
魚類のアラントイナーゼ, アラントイカーゼ及び両棲類の両酵素複合体に対する抗体を用いて, これらの酵素を失った両棲類以上の動物の肝臓に不活性型が存在するか否かを調べたところ, 哺乳類の肝臓に両棲類の複合体と免疫学的に交叉する不活性型を検出した. この不活性型は魚のアラントイナーゼ及びアラントイカーゼに対する抗体とは免疫学的に反応しなかった. 次に魚類のアラントイナーゼ, アラントイカーゼ及び両棲類の複合体の性質を比較した. 両棲類の複合体のアラントイナーゼサブユニットは魚類のアラントイナーゼと, 複合体のアラントイカーゼサブユニットは魚類のアラントイカーゼサブユニットと分子量が同じであった. 他方, サル肝臓のウリカーゼの不活性型の細胞内分布う犬ウリカーゼに対する抗体を用いて, 免疫組織学的に検討中であるが, 今までのところ成果が得られていない. 今後の研究課題てある.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 藤原智子: Comparative Biochemistry and Physiology. 86B. 23-26 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 野口知雄: Journal of Biological Chemistry. 263. 182-186 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 藤原智子: Comparative Biochemistry and physiology. 88B. 467-469 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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