• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

遺伝子工学的にドメイン構造を改変したフィブロネクチン分子:培養細胞での発現の試み

研究課題

研究課題/領域番号 62580158
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代謝生物化学
研究機関藤田学園保健衛生大学

研究代表者

関口 清俊  藤田学園保健衛生大学, 医学部, 講師 (50187845)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1987年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードフィブロネクチン / 細胞接着分子 / 遺伝子の導入と発現 / 機能ドメイン
研究概要

1.組換えフィブロネクチン(FN)遺伝子の作成. ヒトFNのC末端側の3つのドメインをコードする約3.1KbのCDNAをヒトα1-アンチトリプシンのシグナル配列をコードする約90bpのCDNAの下流にフレームが一致するように接続したのち, このキメラCDNAをSV40あるいはメタロチオネインIのプロモーター/エンハンサーをもつプラスミド発現ベクターに挿入した.
2.組換えFN遺伝子の培養細胞への導入と発現. 上述の組換えFN遺伝子を薬剤耐性マーカー遺伝子(neo)とともにリン酸カルシウム共沈法によりマウス1細胞に導入し, 外来遺伝子を安定に発現している形質転換細胞を選択, クローン化した. 得られた32個のクローンについて, 組換えヒトFN遺伝子のRNAへの転写をノザンブロット法により検討したところ, 約30%のクローンについて約3.5KbのヒトFNmRNAの発現が確認された. しかし, このヒトFNmRNAの発現レベルは受容細胞がもともと発現しているマウスFNmRNAに比べて5-30%程度であった. 次に組換えヒトFN遺伝子の蛋白レベルでの発現の有無を調べるため, ヒトFNに特異的な単クローン抗体による免疫蛍光染色およびウェスタンブロットを行なった. しかし, どちらの方法を用いても組換えFN遺伝子の蛋白レベルでの発現を確認することは不成功であった.
3.今後の課題. 導入遺伝子の蛋白レベルでの発現を実現するため, (1)より強力なアクチン遺伝子のプロモーターを利用して発現レベルを高める, (2)レトロウイルスベクターを用いて組換え遺伝子のゲノムDNAへの組込みを高める, (3)組換え遺伝子から転写されたmRNAの翻訳およびそれに続くプロセシングの効率を高めるため, シグナル配列CDNAとFNCDNAの接続部を改良する, ことを検討中である.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H. Kojima: Biochem. Biophys. Res. Commun.143. 716-722 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi