研究概要 |
研究実施計画3の「有機チタニウム化合物を出発原料として重合させ有機チタニウムポリマーを合成する. このポリマーの熱分解過程を調べることによりT_1C微粉の生成条件を調べる. 」を下記のように実施した. 有機チタニウム化合物と有機ケイ素化合物のポリカルボシランを加熱重合させチタニウムとケイ素を含む有機金属重合体を合成し, この重合体を紡糸し, 空気中で不融化処理を行い次に不活性ガス雰囲気中で熱分解して, SiーTiーCーO繊維を得た. X線回折による構造解析の結果, 1300℃以下で熱分解させて得た無機物は非晶質状態を示し, 1400〜1500℃の温度で熱分解させて得た無機物は微結晶状態を示した. このSiーTiーCーO繊維は, 同じポリカルボシランから熱分解法により得られたSiC繊維より耐熱性に優れている.
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