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豪雨による表層崩壊の災害危険予測図作成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62601527
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関神戸大学

研究代表者

沖村 孝  神戸大学, 工学部, 助教授 (50031125)

研究分担者 柏谷 健二  神戸大学大学院, 自然科学研究科, 助手 (30161029)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1987年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード山腹崩壊 / 崩壊リスクマップ / 崩壊ハザートマップ / 測量描画システム
研究概要

1.昭和58年7月豪雨により島根県三隅町西の谷地区で発生した崩壊→土石流→堆積に至る場所を災害直後の空中写真及び現地調査により設定した.
2.縮尺1/2,500の国土基本図を用いて10m×10mの格子を設定し, 格子点の標高を読みとり, 数値地形モデルを作成した.
3.1.の結果を2.にオーバレイし, 崩壊→堆積セルを設定した.
4.崩壊源部については現地調査を実施し, その深さを求めた.
5.流下部においても堆積土砂が認められたので, 削はくされるべき土砂として数値地形モデルに代入した.
6.3.の崩壊部から土砂を流下させ, ランダムウォークモデルにより流下→堆積のシミュレーションを行った. この際, 堆積厚のみならず, 削はく深も考慮した. この結果, 3.で設定した範囲とほぼ同様の崩壊→流下→堆積セルが出現し, 土石流によるハザードマップの作成の可能性が示された.
7.次に高橋保らにより提案されている流体モデルを用いて, 同様のシミュレーションを行ったところ, 流下部では一次元モデル, 堆積部では二次元モデルを用いると, 3.の再現性がよいことが明らかになった.
8.現有の光波測距儀及び本研究で購入したデータロガーを用いて, 西の谷地区の堆積域で現地測量を実施した. パーソナルコンピュータを用いて, これらのデータから等高線入りの地形図を描画することができた.
9.しかし, 8.の結果を用いて, 2.の結果を修正するまでには至らなかった. 今後, この修正を行い, 再度6.および7.の結果を求める予定である.
10.崩壊による保全対象物がすでに数値地形モデルに入っている六甲山〓の一試験地を対象に, 6.および7.で求められモデルを用いて崩壊リスクマップのみならず崩壊ハザードマップを作成した. これらは今後の対象に活用できるものと思われる.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 沖村 孝: 土木学会関西支部年次学術講演会. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 沖村 孝: 日本地形学連合春季発表会. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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