• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

気中放射性エアロゾルの呼吸器官への沈着量と肺線量の推定

研究課題

研究課題/領域番号 62602518
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

下 道國  名古屋大学, 工学部, 助手 (90023209)

研究分担者 飯田 孝夫  名古屋大学, 工学部, 助手 (50089843)
中島 敬行  名古屋大学, 工学部, 助教授 (40023113)
池辺 幸正  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (50023073)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1987年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードスクリーン型拡散法 / ラドン娘核種 / 粒径分布 / 付着原子 / フリー原子 / 呼吸器官 / 沈着 / 肺線量
研究概要

スクリーン型拡散法を用いて, 大気中のラドン娘核種によってできている放射性エアロゾルの粒径分布測定法を開発してきた. 今年度は, 装置の捕種部と計測部共に2系統増設(計測部の1系統は他からの転用)して, 従来の4系統から6系統とした. これにより, 試料サンプリング時間を従来の150分から90分へと60分短縮することができ, また計測時間も含めた全測定時間では, 3時間から2時間系に短縮することができた. 時々刻々を変動する環境試料を測定する場合, この時間短縮は極めて重要である.
本装置を用いて, 一般住宅, 研究室, 屋外など, 通常の生活環境で実測を行い, ほぼ満足なデータを得た. 測定特の放射濃度は1.6〜10.9pq/m_3(平衡仮定ラドン娘核濃度)の範囲で, その放射性エアロゾルの粒子半径は0.07〜0.29μm幾何評準偏差は1.2〜3.4に分散していた. また, その分布の形状は対数正規分布か, またはそれに近いものであった. 測定時刻, 場所により粒径, 幾何評準偏差に若干の違いが見られたが, 詳しい検討は現在進行中である.
今後の課題として, 実測の精度の向上をはかること, より信頼度の高いデータを得るための検討をすること, 解析法を検討すること, さらに多くのデータを集積し生活環境での放射性エアロゾルの特性を知ること, これらのデータを基に, ヒトの肺への沈着量ならびに綜量への寄与を評価していくことがある.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 下 道國: エアロゾル研究. 2. 183-190 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 下 道國: 中華放射医学与防護雑誌. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi