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プロテオリンス制御機能を持った複合高分子材料の設計

研究課題

研究課題/領域番号 62604563
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関京都大学

研究代表者

村地 孝  京都大学, 医学部, 教授 (10089104)

研究分担者 渡部 智  京都大学, 医用高分子研究センター, 助教授 (40167127)
林 寿郎  京都大学, 医用高分子研究センター, 助教授 (90026089)
田畑 勝好  京都大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (70115880)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードプロテオリンス / 複合高分子材料 / プロテアーゼインヒビター / カルパイン / カルパスタチン
研究概要

生体機能材料を医用材料として生体に埋め込み, または, 生体液と接触させると, 生体側のプロテアーゼの消化作用にさらされて, 材料側の蛋白質・ペプチドが分解してしまう可能性が考えられる. このようなプロテオリンスを制御する複合高分子材料を設計・製作することがこの研究の目的である.
生体内プロテアーゼのうち, 血管内プロテアーゼは血栓形成またはフィブリン溶解現象に関わるものが主であり, これらはまた別途に検討されるべきものとして, ここでは, 従来研究の少なかった細胞内プロテアーゼの消化作用に対抗する制御系を備えた材料の開発に注目して研究を進め, 次の成果を得た.
(1)細胞Ca^<2+>プロテアーゼ(カルパイン)の制御因子(カルパスタチン)の構造解析
CDNAクローニングとそのスクレオチド配列の決定により, ブタ・カルパスタチンの蛋白質一次構造を明らかにした. その結果, カルパスタチンは713個のアミノ酸よりなる分子で, 1分子の中に, 高い相同性を持った約140アミノ酸残基から成る4回繰り返しドメイン構造が存在することが知られた. さらに当該CDNAを組み込んだプラスミドを用い, これらのドメイン蛋白質を大腸菌に発現させた結果, 各ドメインはそれぞれ単独でカルパイン阻害活性を有することが知られた.
(2)カルパスタチンの活性断片
カルパスタチンの単独ドメインをさらに低分子化して活性断片を作成することに成功した. ドメインの中央部分, 約50アミノ酸残基よりなるペプチドに阻害活性があるので, これを用いた複合高分子材料の作製に向って研究を進めつつある.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 神奈木 玲児・村地 孝: 蛋白質核酸酵素. 32. 116-129 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 村地 孝: 実験医学. 5. 16-20 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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