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東南アジア華人社会と東アジアの発展に関する比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 62605011
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東洋大学

研究代表者

今冨 正巳  東洋大学, 文学部, 教授 (20057889)

研究分担者 山本 哲也  北九州大学, 外国語学部, 教授 (80047703)
山下 清海  秋田大学, 教育学部, 助教授 (00166662)
荒井 茂夫  三重大学, 人文学部, 助教授 (00159477)
小木 裕文  下関市立大学, 経済学部, 助教授 (70160786)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1987年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
キーワード華僑 / 華人 / すみわけ / 方言集団 / 馬華文化 / 新華文学 / 華語系華人 / 英語系華人 / 会話 / 中華会堂 / 社団 / 中華大会堂 / 〓商会 / MCA / PAP / ブミプトラ / 独立中華 / ババ / 写共 / 国家文化
研究概要

華人社会は何時, 如何なる過程で成立したのか, それは今日の国際社会, 就中東アジアの発展の中でどのような役割を果しているのか, その未来の発展の形はどんなものであろうか. 華人社会は如何にすれば理解できるのであろうか, 従来経済・政治・歴史等, 外側の視点から数量的に把もらすと努力は相当になされて来たが, この他に華人社会の内側から華人の思想意識, 心的生活など, 精神文化の面から理解することも必要である. これまで, 一般に東南アジアで「華僑」の名で知られて来た中国系市民集団は, 今日では自ら「華人」と名を改めている. その背景には彼らのアンデンティティ, 国際社会での役割などについての変化が潜んでいる. この変化は特に第二次大戦後に見られる以下の事情と関連している. (1)タイ以外の現地諸国の戦後の独立運動の中で華人と土着人の立場には微妙な違いがあり, それが独立後の華人の社会的・政治的権利に若干の影響を与えた(2)現地諸国の多くは種族的に複合社会であり, そのため諸国は言語・教育・文化・宗教・民族人種について独自の政策を持つに至り, それが華人の生活・心理に深刻な影響を与えた(3)社会主義中国と現地諸国の関係は変幻微妙で, このことが現地華人に影響を与えた(4)現地諸国の民族運動と華人意識の矛盾・本グループはこれらの問題の分析解明を目標としている. 62年度は7, 8, 2月に3回の研究会を持ち, 問題の所在を確定し, 研究方法を公開し検討し, 資料の収集と分析に入った. このグループの方法の特徴は既有文献の調査と共に, 各自が過去に行った間取り資料, 散乱資料の豊富なことで, これは研究結果に一定の特色を与えるものと思われる. また, 本グループ成員が中心となり昨年12月「日本海外華文学会」を組織創立し, 本課題を含む研究活動の長期的態勢を確立したことも, 併せ特記しておきたい.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 小木裕文: 下関市立大学論集. 31・3. 11-22 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 今冨正巳 他: 東洋大学百周年記念論文集. 1. 11-154 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 今冨正巳: 東洋大学アジアアフリカ文化研究所昭和62年年報. 22. 1-16 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 山下清海: "シンガポールの華人社会" 大明堂, 163 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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