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染色体分子構成解析技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 62615511
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関名古屋大学

研究代表者

小原 雄治  名古屋大学, 理学部, 助手 (70135292)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1987年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード染色体ライブラリー / ondered clone bank / 大腸菌染色体 / 制限酵素地図 / 8塩基設識制限酵素 / linkingクローン
研究概要

本研究は, 染色体ライブラリーを元の順序に並べかえ, 互いに重なり合って染色体全体をおおうクローンのセットを作成し, 遺伝地図と対応づける, 一連の技術の開発を行うものである. 大腸菌染色体を材料とし, その遺伝地図と物理地図の完全な総合化学を目指した.
すでに, (i)多数のラムダファージクローンについて, 8種類の6塩基設識制限酵素の切断点地図を極めて高能率に作成し, 切断点のパターンをコンピューターで比較することにより, 重なり合うクローンを次々に見つけ出し, contig(重なり合ったクローンのグループ)に分類する, (ii)多数のファージクローンのプラークを高密度に作り, そのレプリカを多数とってcontigを橋渡しするクローンを効率よく提索する方法を開発した. 大腸菌染色体に応用し, 総計3400クローンを調べた結果, 175-1500kbの7個のcontigに分類した.
しかし, 最終段階では, クローン化されにくい領域があることなどのためにcontig間の配列決定が非常に困難となっている. そこで, 各contigの前方の制限酵素地図を染色対DNAについて直接作成する方法を開発し, それらを較べることによ り, contig間の配列を最終決定し, 約4700kbの制限酵素地図を完成させた. 約70の遺伝子マーカーと対応づけることにより, 遺伝地図との対応づけをした.
更に, 8塩基認識制限酵素切断点を含む. いわゆるlinkingクローンの新しい提索法を開発し, NatI, SfiIそれぞれ27, 32ヶ所の切断点をクローンのセット中に同定した. パルスフィールドゲル電気泳動などと組み合わせた, 新しいcontig配列決定法を考案している.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Kohara: Cell. 50. 495-508 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 小原 雄治: 細胞工学. 6. 839-846 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 小原 雄治: 生物物理. 27. 247-250 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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