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プロテアーゼとその蛋白性インヒビターの系から見た酵素蛋白攻変の立体構造的基礎

研究課題

研究課題/領域番号 62616502
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関東京大学

研究代表者

三井 幸雄  東京大学, 薬学部, 助手 (40012637)

研究分担者 飯高 洋一  東京大学, 薬学部, 教授 (90012591)
中村 和郎  東京大学, 薬学部, 助手 (00012675)
研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1987年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードプロテアーゼ / インヒビター / 蛋白性インヒビター / 酵素 / 蛋白質工学 / X線解析 / 立体構造
研究概要

1)自動回折計のソフトウェアの改良による蛋白質結晶のX線回折強度測定の高速化:理学電機(株)の技術陣との強力により, 24時間で5,700反射程度の測定が可能なソフトウェアの開発に成功した. これは, 従来の約3倍のスピードである. 現在, このシステムを使って, 蛋白性インヒビター SSI の1.95〓分解能の回折データを収集しつつある.
2)生体高分子の立体構造変化を調べる上での"Relative DifferenclDistance Map"の有用性:蛋白質のα-Carbon Chainのトポロジーをコンパクトに表現する手段として良く知られている"Distamcl Map"をfreeのSSIと, 標的酵素Subtilisin(SUBT)と複合体を形成した状態のSSIとの双方について作り, 次にその差をとることにより, 標的酵素との結合に伴う構造変化の実体を一目瞭然にする方法を考察し, 予備的な考察を行った.
3)コンピューター・グラフィックスによる, 蛋白性インヒビターSSIの蛋白工学的改変の戦略の立案:高度の三次元コンピーター・グラフィックス装置を用いて, SSIの蛋白工学的改変が, SSI-SUBTの境界面に及ぼす影響を調べた. 1)SUBTのS1ポケットは, 天然のMet73の代わりに, Lys, Angをも収容し得る. 2)S4ポケットに天然のMet70の代わりはPheを収容するには, 多少のinduced-fitが必要等々. これらの結果の一部は, 東大・工学部三浦研究室に於て実験的に検証された.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] K.Ishikawa,S.Itoh,Y.Mitsui & Y.Iitaka: Proceedings of the Symposium on Three-Dimensional Structures and Drug Action. 165-175 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 三井 幸雄: 蛋白質の核酸・酵素 別冊 NO.32 『蛋白質のNMR』. 35-39 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 三井幸雄(共著): "『87年先端科学技術開発年鑑』 1.2章 "X線結晶解析と蛋白質工学"" 技術出版(株), 500 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 平山令明,三井幸雄(共著): "化学増刊113 『プロティン・エンジニアリング』 1.3章"X線結晶解析"" 化学同人, 280 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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