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染色体GC含量を制御するミューテーター遺伝子(mutT)の分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62618506
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

堀内 嵩  九州大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (60108644)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード大腸菌 / ミューテーター / GC含量 / DNA複製 / DNAポリメラーゼ / トランスバージョン
研究概要

我々は最近大腸菌のA:TからC:Gへの特異的なトランスバージョン型の自然突然変異の生成を抑制しているmutT遺伝子の産物を同定したが, 本研究ではそれが既知タンパク質であるか否かを検証した. 以前より直接的な証拠はないもののmutTタンパク質は, DNAポリメラーゼIIIのサブユニットの一つである可能性が示唆されてきた. 特にDNAポリメラーゼIIIの核となるコア酵素は, α, ε, θの3つのサブユニットで構成されており, すでにαとεサブユニットは, それぞれdnaEとdnaθ遺伝子の産物であることが判明し, その変異体は共に強いミューテーダーであることが知られている. そこで我々はクローン化したmutT遺伝子を用いてその産物が残るθサブユニット(10Kダルトン)と同一か否かを厳密に検証しようとした. (1)クローン化したmutT遺伝子の塩基配列から予報されるその産物の分子量は, 15Kダルトンであるが, 用いられる開始コドンの位置の決定が必要である. そのため, 第一番目の開始コドン(この場合の産物が15Kダルトン)を人工合成したDNA利用した変異導入法で不活化したところ, mutT遺伝子の活性が消失したことから, このATGがmutT遺伝子の開始コドンと結論した. (2)mutTタンパク質を単一バンドまで精製し, それに対する抗体を作製した. 現在この抗体が大腸菌DNAポリメラーゼIII複合体に含まれるサブユニットと反応するか否かを検討中である. 結論はこれを待たねばならないが, これまでの結果は, mutTタンパク質は, θサブユニットではないことを強く示唆している.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 秋山 昌広: Molecular and General Genetics. 206. 9-16 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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