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mRNA前駆体の転写とスプラインシングのカップリング

研究課題

研究課題/領域番号 62620502
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関九州大学

研究代表者

大島 靖美  九州大学, 理学部, 教授 (90037606)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードAlternative splicing / donor site / 塩濃度 / イントロン
研究概要

Alternative splicingの機構の解明のため, ヒトβグロビンの第1エクソンー第1イントロンー第2エクソンからなるmRNA前駆体のイントロン内部の一定の部位に, 種々のdonor site関連配列を導入した. 導入した配列はリンカーを含めて全て32塩基であり, そこに含まれているdonor関連配列は, 9塩基のconsensus donor配列, ヒトβグロビンの第1または第2donor配列(14あるいは16塩基) SV40ウィルスのTまたはt donor配列(16塩基)である. これらのRNA前駆体とHeLaの細胞核抽出液によるin vitroスプライシング反応を行い, 次のような結果が得られた. 1)これらのRNAのいづれにおいても, 本来のdonor siteによるスプライシングの他に, 導入した反応をdonor siteとするスプライシングが見られた. 2)後者の前者に対する相対的効率は導入する配列に依存した. 3)この相対的効率は, Kcl及びMgcl_2濃度に依存し, どのMgcl_2濃度においてもKcl濃度が高い程高い傾向が見られた. SV40-tdonorまたはconsensus donorを導入したRNAでは, いくつかの条件において導入したdonor siteの方が本来のdonor siteよりも効率よくスプライシングに使われた. これらの結果は, 3〜8塩基のエクソンと6〜8塩基のイントロを含む9〜16塩基の短い配列がdonor siteとして働き得ることを示している. また, 塩濃度が高い程, acceptorにより近い(下流の)donor siteが使用され易くなることを示唆する.

報告書

(1件)
  • 1987 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yasumi Ohshima: J.Mol.Biol.195. 247-259 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuaki Tatei: J.Biol.Chem.262. 11667-11674 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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