研究課題/領域番号 |
62810006
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 国立歴史民俗博物館 |
研究代表者 |
八重樫 純樹 国立歴史民俗博物館, 情報資料研究部, 助教授 (30006358)
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研究分担者 |
泉 拓良 奈良大学, 文学部, 助教授 (30108964)
西本 豊弘 国立歴史民俗博物館, 考古研究部, 助教授 (70145580)
菅原 研次 千葉工業大学, 電子工学科, 助教授 (00137853)
倉田 是 千葉大学, 工学部, 教授 (00009218)
小林 達雄 国学院大学, 文学部, 教授 (70119048)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
21,700千円 (直接経費: 21,700千円)
1989年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1988年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1987年度: 11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
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キーワード | 縄文時代 / 土偶 / デ-タベ-ス / 画像 / 支援システム / 学術デ-タ / 組織研究 / 図像情報 / デ-タ収集 / 縄文 / デ-タ流通 / 実証 / 画像データベース / TVビデオ / データ台帳 / データ形成 / 学術データ / C / データ収集 |
研究概要 |
本研究は縄文時代土偶を素材として考古学学術デ-タベ-ス形成の方法を具体的に行い、かつそのデ-タ支援のためのシステムを実証的に示す開発について、昭和62年から平成元年にかけて行ったものである。この活動を実行し、その成果と今後の方向性、問題の概要を以下に示す。 1)本研究の最も基本となるのは地下から発掘され、現在まで累積されてきている全国的な土偶情報の掘り起こしとそのデ-タ化・収集である。全国的協力組織が必要であり、デ-タ化とそのベ-スの必要性、研究の展開を共通認識するため研究会集会をおこなった。この組織(全国45人(年度により変動する)による研究集会を計6回行い、約60件の研究調査報告がなされ、考古学学術デ-タベ-ス形成の必要性の共通認と各種討議により多くの発展的方向性が得られた。考古学学術デ-タベ-ス形成の一つの合理的方法論を実証した。 2)図版、写真等図像情報を含めて土偶デ-タは全国的に累積9、500件以上収集され、この中で6、500以上の索引デ-タを作成、1,400件の画像デ-タを作成した。本研究を通して、未整理・未デ-タ作成分を残したが、極めて高密度にデ-タが収集された。 3)これらデ-タをもとに支援システムの開発研究を行い、実用システムにはまだいたらなかったが、画像デ-タベ-スの実験開発をおこない、問題が明らかとなり、利用支援の基本モデルを得た。 4)研究会において、本デ-タは縄文文化研究に極めて重要であることが解り、かつ未整理・未作成デ-タのデ-タ作成、研究会報告の刊行、デ-タの公開利用にむけた内容の全体的検証・修正、利用支援システムの実用化等、1)〜3)の成果を学術社会に発展的に貢献するため、本研究と組織の継続を途切れなしに続ける必要がある。これらの具体的内容を研究成果報告書としてまとめた。
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