研究課題/領域番号 |
62850088
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
コンクリート工学・土木材料・施工
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
渡辺 明 九州工業大学, 工学部, 教授 (90039066)
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研究分担者 |
久保 喜延 九州工業大学, 工学部, 助教授 (70093961)
出光 隆 九州工業大学, 工学部, 助教授 (30039078)
藤崎 一裕 九州工業大学, 工学部, 教授 (80039049)
浦 勝 九州工業大学, 工学部, 教授 (30035042)
高西 照彦 九州工業大学, 工学部, 教授 (10039034)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
9,800千円 (直接経費: 9,800千円)
1989年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1988年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1987年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 接合方法 / プレキャスト工法 / 耐久性 / CFRP / プレキャストコンクリート / 接合法 / 目地材 / せん断試験 |
研究概要 |
本年度は新しく上・下ブロックを締結するジョイント材としてCFRPストランドを採用し、海中でも腐食の心配のない耐力耐久接合方法を開発した。 その概要は以下の通りである。(右図参照) (1)予めストランド上端に鋼管を、静的破砕剤を用いて定着する。静的破砕剤は高い膨張圧を発生させるから、ストランドは拘束され、引張力を受けても引き抜けることはない。 (2)下側ブロックの孔中にストランドを挿入後、破砕剤を孔中に注入する。孔中にはFRP管を設置しておく。 (3)膨張圧発現によりストランドが定着された後、ジャッキを用いてストランドを緊張する。 (4)上側ブロックに破砕剤を注入する。 (5)膨張圧の発現を確めてから上側ブロック上面でストランドをカットする。 目地材には硬質ゴムを用いるから、結局、接合部には鋼材を全く用いないで済み、耐久性は著しく向上する。 接合部の模型実験を実施したところ、接合部のせん断耐力はPC鋼材を用いた場合とほとんど同程であった。欠点はじん性に欠けることである。同図に示したように、目地材部分に破砕剤を注入しないで、中空にしておけば、せん断ずれを吸収可能となり、じん性を改善できることが明らかとなった。
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