研究課題/領域番号 |
62850093
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎・土質工学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
宇野 尚雄 岐阜大学, 工学部, 教授 (70021582)
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研究分担者 |
杉井 俊夫 岐阜大学, 工学部, 助手 (90196709)
佐藤 健 岐阜大学, 工学部, 助教授 (80135326)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1988年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 不飽和土 / 透水係数 / サクション / 飽和度 / フィルター / 間隙空気圧 |
研究概要 |
初年度は、試験法として(1)原理的方法、(2)直接的方法、及び(3)電気的方法による不飽和土の飽和度の計測法を検討しつつ透水試験を行った。その一方で間隙空気圧による間隙水の移動という、2相流体の挙動を解析した結果、飽和度分布を空気圧負荷により一様にし易くなる性質のあることを見い出し、実験的にも確かめた。 この成果を活用し、かつ加圧型の不飽和透水試験法の難点を改善することにより普及型の不飽和透水試験法が得られると考へて、最終年度の今年度は、2連の給排水ビュレットを連結した装置で、標準砂とシルトに対する不飽和透水試験を実施し、次述する具体的な試験法としての指針を研究した。 第1は不飽和試料に接するフィルターの補正法、フィルター材の選択指針を求め、第2に空気圧負荷による土試料内の飽和度分布の一様性を点検した。第3に負荷すべき水頭の大小の影響を調べて、1〜3の動水勾配で十分であることを確認した。第4に、負荷水頭の制御と浸透流量の計測の同時計測手法を工夫する手法の有効性を確かめると同時に、精度の良い流量計測を土試料の飽和度計測にも使用する手法(負荷空気圧の制御により飽和度を逐次変化させて、そのときの透水係数を求める連続的手法)の実用性を検討した。これは若干の精度が低下するけれども、短時間に不飽和透水係数が求められるという意味で、いま少し改善することにより十分な精度を得られる見通しを得ることができた。 最後に、既往の不飽和透水係数の推定式と実験値とを対比して良好な結果が得られることが判明した。
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