研究課題/領域番号 |
62850099
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
森 忠次 岡山大学, 工学部, 教授 (00025850)
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研究分担者 |
阿部 宏史 岡山大学, 工学部, 助教授 (10144320)
服部 進 福山大学, 工学部, 助教授 (50108122)
星 仰 筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (80026129)
岡本 厚 京都大学, 工学部, 助手 (30026265)
谷口 健男 岡山大学, 工学部, 助教授 (30026322)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1989年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 写真測量 / 実体観測 / 計測 / CCD素子 / カメラ / 誤差 / 自動化 / 画像処理 / 偏位修正 / ひずみ補正 / 斜写真 / 三次元測定 / 固体撮像素子 / 写真標定 / 測定誤差 |
研究概要 |
固体撮像素子によって画像記録できるカメラが実用域に入ったので、このカメラを用いて広範囲に応用できる実体計測システムの構成が可能である。本研究では、システム全体の構成を問題とするのではなく、実用化のための指針、従来から難点とされていた実体写真測量法の欠点を克服する方法、目的に応じて適切な対策の選択できることなどを主として示すことにした。 フィルム記録による写真で不可能なことは、オンライン計測である。固体撮像素子記録であれば、データの転送、表示に専用システムを作れば、人間によるオンライン実体観測のできることは明らかであるが、自動実体計測の完全実現には至っていない。その理由は、すべての撮影シーンに適用できるような、ほとんど完全な自動ステレオマッチングの手法の開発には至っていないからである。ただし、特定のシーンでは人間の実体視による精度とほぼ同様な精度に到達している。 実用上の最もわかり易い長所は、非常に普及したディスプレイを用いて精密な実体観測の行えることである。従来の写真測量といえば、極めて高価な機器を用い、よく訓練された技術者しか計測できなかったが、今後は計測値を得たいと考えた技術者がみずから手軽にデータを得ることになる。また、他方面の応用のできる柔軟な計測システムを作ることが可能であり、高精度の計測が期待できることを明らかにした。したがって、今後は各方面の実験測定、工業計測等にも利用されるものと思われる。
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