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古建築の保存を目的とした石材の凍結劣化防止法の規準化

研究課題

研究課題/領域番号 62850110
研究種目

試験研究

配分区分補助金
研究分野 建築史・建築意匠
研究機関東京国立文化財研究所

研究代表者

西浦 忠輝  東京国立文化財研究所, 修復技術部, 主任研究官 (20099922)

研究分担者 村上 裕直  (財)文化財建造物保存技術協会, 技師
西尾 雅敏  (財)博物館明治村, 犬山事務所, 施設課長
内田 昭人  奈良国立文化財研究所, 埋文センター, 主任研究官 (90142017)
福田 正己  北海道大学, 低温科学研究所, 助教授 (70002160)
三浦 定俊  東京国立文化財研究所, 保存科学部, 室長 (50099925)
村上 裕道  文化財建造物保存技術協会, 企画室, 室長代理
研究期間 (年度) 1987 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
9,900千円 (直接経費: 9,900千円)
1989年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1987年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
キーワード古建築 / 保存 / 凍結劣化 / 防止法 / 規準化 / 古建築保存 / 石材 / 環境条件 / 気象解析 / 超音波伝播速度 / 樹脂含浸
研究概要

本研究は、古建築の保存を目的に、保存の現場で実際に応用し得る実用的な技術の確立に資するべく、石材の凍結劣化防止法の規準化をめざすもので、実際の古建築をフィ-ルドとした実際的な応用実験研究である。
本年度は行った研究は次の通りである。
1.一昨年度から行っている各フィ-ルド(小樽市、山形市、犬山市、奈良市)での温度、湿度の測定を継続して行った(平成2年4月末日迄継続予定)。
2.含水量(含水率)と石の凍結破壊との関係についての実験室適研究を行った。
3.今まで行った温度、湿度測定結果と、気象庁のアメダスデ-タとを解析、検討し、更に実験室で行った、再現実験の結果と総合的に考察して、凍結劣化発生危険度マップを作成しつつある(平成2年4月迄の測定デ-タ、気象デ-タの解析を待って完成予定)。
4.岩体の表面温度と内部温度との関係に及ぼす外気温度および岩内水分量の影響について、実際の岩体を対象にした測定、実験室での岩石サンプルを用いたシュミレ-ション実験から解析し、その相関関係についての温度勾配図を作成した。
5.過去に凍結破壊を被り、その後強化保存処置がなされた石造古建築(重文・旧日本郵船小樽支店)の石材について、その後の状態を調査し、保存処置の有効性を検証した。

報告書

(2件)
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 三浦定俊: "保存環境の評価と制御ー特に温湿度について" 計測と制御. 28ー8. 668-673 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1987-04-01   更新日: 2016-04-21  

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