研究課題/領域番号 |
62870017
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
人体病理学
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研究機関 | 日本大学 (1989) 京都府立医科大学 (1987-1988) |
研究代表者 |
志方 俊夫 (1989) 日本大学, 医学部, 教授 (50009932)
蘆原 司 (1987-1988) 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (30079719)
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研究分担者 |
前野 貢 日本大学, 医学部, 助手 (10190315)
鈴木 高祐 日本大学, 医学部, 講師 (00158974)
江角 真理子 日本大学, 医学部, 助教授 (60160363)
内田 俊和 日本大学, 医学部, 助教授 (80060078)
清水 洋子 国立予防衛生研究所, 腸内ウィルス部, 主任研究官 (00142357)
小西 英一 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (50186714)
細川 洋平 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (60137130)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 非A非B型肝炎 / C型肝炎 / モノクロ-ナル抗体 / 48ー1抗原抗体系 / C型肝炎ウィルス遺伝子 / PCR / C型肝炎関連抗体 / 顕微測光 / 組織培養 / DNA |
研究概要 |
輸血後の非A非B型肝炎の血清診断の為の抗原抗体探しは1970年代後半B型肝炎と同じように感染初期の血清と回復期の血清を使って進められた。多くの報告で確かに沈降線が見られたがこれらは総て非特異的なものであった。血清の感染性からみても血清中に十分なウィルス抗原はないのである。また慢性化し易かったり、再感染があったり抗体反応もあまり強いとは思えない。そこで我々は十分な抗体はないにしろウィルスの抗原刺激を受けたリンパ球はあるはずであるから、そのリンパ球をとってモノクロ-ナル抗体を作ればよいという考えで作業を進めた。感染したチンパンジ-の回復期のリンパ球をEBウィルスで癌化させ、沢山のクロ-ンを得た後、その中から非A非B型肝炎に特異的なクロ-ンをピックアップしていったのである。確かに48ー1抗体という非A非B型肝炎に特異的なモノクロナ-ル抗体を得た。しかしこれに対応する抗原をコ-ドする遺伝子はsomaticな遺伝子とハイブリ、感染により特異的に発現される蛋白であることが明かになった。そこでC型肝炎ウィルス遺伝子のクロ-ニングを試み、NS5の部分の遺伝子をとることに成功した。このC型肝炎ウィルスの株はカイロン社のものとかなり塩基配列が異なることも明かになった。このNS5の部分を発現させて抗原とし抗体のアッセイ系を作った。陽性例はカイロン社のCー100抗体陽性とほぼ一致したが若干のディスクレパンシ-も見られる。これはウィルス株の違いによるものかも知れない。更に別々にNS5の領域及びNS3とNS4の間の領域を使いPCR法による核酸のアッセイ系を作った。日本の株の塩基配列を用いた場合とカイロン社の塩基配列を用いた場合の結果はおのずから異なる。現在更に別の部分の遺伝子により発現された蛋白を使って急性のC型肝炎の診断が出来るアッセイ系の確立を試みている。
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