研究課題/領域番号 |
62870019
|
研究種目 |
試験研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細菌学
|
研究機関 | 京都大学 (1988) 大阪大学 (1987) |
研究代表者 |
西渕 光昭 (1988) 京都大学, 医学部, 助教授 (50189304)
西淵 光昭 (1987) 大阪大学, 微生物病研究所, 助手
|
研究分担者 |
竹田 美文 京都大学, 医学部, 教授 (30029772)
村上 章 島津製作所, 技術研究本部中央研究所, 研究員
有田 美知子 大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (10127178)
本田 武司 大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (60029808)
|
研究期間 (年度) |
1987 – 1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
|
キーワード | プローブ / 毒素原性大腸菌 / 耐熱性エンテロトキシン / ハイブリダイゼーション |
研究概要 |
病原細菌の迅速同定を目的として、細菌の産出する病原因子に着目し、それらの遺伝子の有無を検出するハイブリダイゼーション法が導入されつつある。しかし、その操作上の問題があり一般臨床検査にまで浸透していない。本研究ではこの問題点を解決し、実用可能なプローブ法の開発を目指して、毒素原性大腸菌の耐熱性エンテロトキシンを対象とし、非アイソトープ標識合成オリゴヌクレオチドプローブの開発を行ない、以下の成果を得た。 1.毒素原性大腸菌の耐熱性エンテロトキシン遺伝子の塩基配列を各種合成オリゴヌクレオチドプローブで検索することにより、エンテロトキシンの毒素活性と関連する塩基配列を検出した。この部分に対する合成オリゴヌクレオチドプローブは生物活性のある耐熱性エンテロトキシン産生株を検出できた。 2.合成オリゴヌクレオチドプローブを、クロスリンカーとスペーサーを介してアルカリフォスファターゼ酵素で標識できた。この標識を施したプローブは数十アトモルの標的DNAを検出できた。 3.耐熱性エンテロトキシンを産生する大腸菌株は、アルカリフォスファターゼ酵素で標識したオリゴヌクレオチドプローブを用いたDNAコロニーハイブリダイゼーション法を用いて、簡単にかつ短時間で検出できることを示した。
|