研究課題/領域番号 |
62870022
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研究種目 |
試験研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
栗村 敬 鳥取大学, 医学部, 教授 (00112110)
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研究分担者 |
板垣 朝夫 島根県衛生公害研究所, 科長
服部 直彦 鳥取大学, 医学部, 助手 (90198763)
浜 誠治 鳥取大学, 医学部, 講師 (80031996)
ITAGAKI Asao Shimane Prefectural Institute of Public Health
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
1988年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1987年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
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キーワード | HIV抗原 / PCR / in situハイブリダイゼーション / HIV・DNA / HIV・RNA |
研究概要 |
世界にさきがけて間接蛍光抗体法をHIV感染症診断の領域に導入したがさらに、この方法と他の方法(例 ウエスタン・ブロット)との比較を行い抗原スライドの作製法を定めた。この方法は抗体の測定に用いられるが、さらに抗原測定を行うに際して、免疫複合体の形の抗原も効率よく検出するため酸性(pH2.0)加熱(70℃)し中和後直ちに測定することにより感度を上昇させることに成功した。また、生体内臓器、感染細胞を電子顕微鏡法で観察した場合HIVの出芽、成熟過程に極めて特徴的な像をみることより病原を推定することも可能であることがわかった。さらに進めてウイルス核酸の検出、ウイルス核酸の増中検出も、HIV・RNAプローブの作製、DNAプローブの作製によってDNA-DNA,DNA-RNA,RNA-RNAin situハイブリダイゼーションも可能となった。PCR(ポリメラーゼ・チェーン・リアクション)により1型、2型HIVを区別しながらHIV感染を検出することも成功した。現在は、これらの方法の組合せないしは改良により、簡便に診断のできる系の開発も試みている。
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